32:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 00:38:24.31 ID:dTNveX7eo
家の周りであれば街灯もあるし、見知った道なので然程ではないのだが、
あまり土地勘のない場所で、しかもこの辺りはあまり街灯がないため、
このまま暗くなってしまうと、困ったことになってしまう。
33:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 00:39:05.78 ID:dTNveX7eo
「こんにちは・・・あっ」
扉を開けるとすぐ目の前に、昨日の天使のような女性が居た。
34:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 00:39:38.20 ID:dTNveX7eo
(とにかくまずは、本を返さなきゃ)
入り口に一番近いテーブルにコートを置き、横を通り過ぎようとした時、
35:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 00:41:02.56 ID:dTNveX7eo
早く本を返さなきゃ。
でも、もう少し見ていたい。
夕陽が沈んでしまうまで、もう少しだけ──
36:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 00:41:29.36 ID:dTNveX7eo
まだ、もう少し、もう少しだけ。
強く願えば、夕陽が沈む時間が伸びるのではないか。
そんな向日葵の願いは残念ながら聞き入れられず、夕陽は程なくして沈んでしまった。
37:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 00:41:56.28 ID:dTNveX7eo
夕暮れの魔法が切れてもなお目を惹き付ける彼女の寝顔は、
向日葵の頬を自然と緩ませていた。
38:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 00:42:24.88 ID:dTNveX7eo
「ん・・・」
「っ・・・!!」
39:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 00:46:01.76 ID:dTNveX7eo
「んぁ・・・?」
はて、ここはどこだったっけ。
40:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 00:47:14.76 ID:dTNveX7eo
櫻子の目が、ぱぁぁ、と見開かれる。
さらさらとした群青の髪。
41:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 00:47:44.21 ID:dTNveX7eo
「ご、ごめんなさいっ!」
「・・・え?」
「あの・・・えと・・・
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