59:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 01:03:11.92 ID:dTNveX7eo
余りにも褒めちぎられるのが照れくさくて、櫻子もいたずら混じりに返す。
「ひ、向日葵だって、その・・・
なんていうか、私がこうなれたらいいなぁっていう、
60:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 01:04:15.11 ID:dTNveX7eo
冗談交じりに軽く揉んだ程度だったのだが、妙に艶かしい声が返ってきたものだから、
櫻子は妙に恥ずかしくなってしまった。
61:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 01:04:52.81 ID:dTNveX7eo
「あ、あ〜・・・あのさ。
胸大きいのって・・・どう?」
(何を聞いているんだ私はー!?///)
62:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 01:06:11.10 ID:dTNveX7eo
「櫻子さんは・・・大きい方が、嬉しいですか・・・?」
「ん・・・まぁ、そりゃあないよりは・・・」
63:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 01:06:51.68 ID:dTNveX7eo
「・・・櫻子さん、私・・・
自分の胸、あまり・・・好きじゃないんです・・・」
「そ、そうなの・・・?
(っていうかなんでこんな所に・・・)」
64:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 01:07:33.47 ID:dTNveX7eo
刃物で切られたような、傷。
それも一筋だけではなく、四つもの傷が、向日葵の背中に刻まれていた。
65:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 01:08:35.50 ID:dTNveX7eo
「私はただ、普通に暮らしていただけなんです・・・
その人達には何もしていないのに・・・
胸が・・・大きいっていうだけで・・・」
66:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 01:09:13.28 ID:dTNveX7eo
「向日葵・・・ごめん。ごめんね」
「っく・・・ぐす・・・」
「ちょっとは考えろって話だよね、本当に馬鹿だよ、私は・・・」
67:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 01:10:38.20 ID:dTNveX7eo
「大声を出して、すぐに警察が来てくれたので・・・
その、そういう事はされなかったんですが・・・
それ以来、男の人が、怖くて・・・」
「・・・それも、将来を決められない理由の一つ、なんだね」
68:名無しNIPPER[saga]
2015/08/12(水) 01:11:29.62 ID:dTNveX7eo
向日葵の頭を撫でながら、そんな事を考えていると。
「・・・男の人がみんな、櫻子さんみたいな人だったらいいのにな・・・」
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