過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/30(日) 23:03:13.42 ID:G+niSgN10
「おいおい比企谷、教師に向かってその口のきき方はあんまりだろう」
「あなたにそんなことを言う資格があるのかしら。材木座君が死んだ原因を作ったのは、あな
たですよ?」
「それについては何も思うことはないよ。言ったはずだ、それがライダーバトルだ、と。その
覚悟がないのなら、変身する資格はない」
「人が死んだんですよ!」
由比ヶ浜が我慢ならないといった感じで大声を上げる。
「おいおい由比ヶ浜、そう熱くなるな」
「熱くなるなって……」
雪ノ下もけげんな声を上げる。
「今日来たのは、例のあの子の件だよ」
「留美のことですか」
「留美?ずいぶん親しげだな、比企谷。小学生に手を出さないでくれよ?」
そう言って彼女はおどけて見せるが、当然俺達は誰も笑わない。
「君達はあの子のことに関して、何かするつもりなのか?」
「何かするって……、人が死んだんですよ?小学生の宿泊学習もなくなるに決まって……」
「それはないよ、雪ノ下」
「え?」
「ライダーバトルで死んだ者に関する記憶はなくなる」
「どういう、ことだ……」
「そのままの意味だよ、最初からこの世界にいなかったことになり、ライダー以外の記憶から
は抹消される」
「そんなのウソだよ!」
「由比ヶ浜、少し考えてみろ。私がこの場で嘘をつくメリットが一つでもあるか?」
「で、でもそんなこと……」
「それを言い出したら、このライダーシステムこそがそもそもあり得ない存在だろう」
「そんなことまでできるのかよ……」
「ま、彼女に何かやるのなら、やってみたまえ。多少のことなら、もみ消してやるさ」
言って、平塚先生はドアに手をかける。
「待てよ」
「なんだね?」
「そうまでして、あんたが戦う理由は何だ?」
「それを話してやる義理はないが……だがまぁ、可愛い教え子の頼みだ、聞いてやる。私が戦
う理由、だったな?」
「ああ」
「……永遠の命だよ」
「永遠の、命……?」
「そうだ。それが、私の戦う理由だよ。話は以上だ。じゃぁな」
「永遠の、命……。それが、先生の戦う理由、か。……ゆきのんは、何のために、戦うの?」
「私の、戦うわけ、ね。それは……」
「あ、ごめん。言いたくないことなら、いいんだ」
「いいのよ、あなた達には、いつか話しておかないといけないと思っていたし……」
「雪ノ下……」
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