過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
↓
1-
覧
板
20
149
:
くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/13(日) 22:52:41.47 ID:7YfIX9WR0
定例ミーティングの席で、彼女は自慢げに発表した。お前の手柄でもなんでもないというのに
……。
火野先生、城廻が一目置いていた存在として、文実メンバーはおおむね肯定的だった。
特に火野先生は、『アンクーっ!』と叫び、平塚にたしなめられていた。
見ていて飽きない人だ。
そう、まさに満を持しての登場といっていい。
俺の担当部署からは一人人員が減ってしまうことになるが、そもそも大した仕事量ではないの
で、問題はないだろう。
就任するや、彼女は早速仕事に取り掛かった。
スケジュールを切り直し、各部署の進捗状況を日報で提出させるようにした。
業務は滞りなく進んでいった。
そうした中で、何度目かの定例ミーティングを迎えた。
集まったメンバーを見渡して、相模が号令をかける。
「それでは、定例ミーティングを始めます」
まずは各部署からの報告からだ。
「宣伝部長、お願いします」
「提示予定の七割を消化し、ポスター制作も半分ほど終わっています」
「そうですか、いい感じですね」
相模が満足げにうなずく。しかし、それに異を唱える者がいた。言わずもがな、雪ノ下雪乃だ。
「いいえ。少し遅い」
予期せぬ声に、室内がざわめく。
「文化祭まであと三週間。来客がスケジュール調整する時間を考慮するなら、この時点で終わ
っていないといけない。提示か所への交渉、ホームページのアップは既に済んでいますか?」
「まだです……」
「急いでください。社会人はともかく、受験予定の中学生や保護者はホームページを頻繁に確
認しますから」
「は、はい。わかりました」
その場に沈黙が訪れる。みなぽかんとして雪ノ下を見つめている。
「すごいよ!流石は雪ノ下さんだ!」
「大したことではありません。相模さん、続けて」
火野先生の賞賛の声を軽く受け流す。
しかし、その大したことでもないことすらできなかった彼女はどのように感じるだろうか。
雪ノ下は強者ゆえにそれがわからない。いや、わかったとしてもそれを考慮しない。それが、
雪ノ下雪乃を彼女たらしめている要素であるのかもしれないが。
「じゃぁ、有志統制お願いします」
「はい。参加団体は現在十団体」
「わぁ、増えたね!地域賞のおかげかな」
ちなみにその地域賞も雪ノ下の提案である。
「それは校内のみですか?地域の方々への打診はしましたか?去年までの実績を洗い出して連
絡を取ってみてください。地域とのつながり、とうたっている以上参加団体の減少は避けたい。
それから、ステージの割り振りはすんでいますか?タイムテーブルを一覧にして提出してくだ
さい」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
635Res/1285.60 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編) -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1439474059/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice