過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/13(日) 22:53:23.18 ID:7YfIX9WR0
先へ移ろうとするや否や手厳しい追撃が来る。なぁなぁで進めることを決して彼女は許さない。
終始そんな感じでミーティングは進んでいく。
「次、記録雑務」
気づけば、議事進行も雪ノ下が行っている。
「とくにないです」
記録担当はごく簡潔に述べた。
実際俺達の仕事は当日の記録が最大の仕事で、この時点での仕事はほとんどない。
それは相模も理解するところであり、軽くうなずくと周囲を見渡して会議を終えようとする。
「じゃぁ、今日はこんなところで……」
「記録は、当日のタイムスケジュールと機材申請、だしておくように。有志団体も撮影するつ
もりなら、バッティングする可能性も考慮して機材受け渡しまで話して置いてください」
相手が三年生であろうと雪ノ下の態度は一切変わらない。
そのせいで雰囲気は微妙だ。
「それから……、来賓対応は生徒会でいいですか?」
「うん、大丈夫だよ」
城廻は気を抜いておらず、即座に答える。
「では、そちらはお願いします」
「うん、わかったよ」
城廻は快くうなずく。
それからポツリと感想を漏らした。
「いやぁ、雪ノ下さんすごいねぇ。流石はるさんの妹だ」
彼女は気づいているだろうか。
そう言われた時の雪ノ下の表情がどうしようもなく苦り切っていることに。
そして、懸念すべき点もある。
確かに雪ノ下の手腕はすごい。
大したもんだ。だが、このやり方は、どこか危うさを孕んでいる。
「では委員長」
最後に雪ノ下が相模に声をかける。「あ、うん……。じゃぁ、明日からもお願いします」
みな背筋を伸ばし、そして次々に雪ノ下の辣腕をほめたたえた。
あまりに鮮烈だったからか、どちらが委員長かわからないという者さえいた。事実、その通り
ではあるのだが。
流石は雪ノ下。生徒会メンバーの中には、次の生徒会長は彼女だという者もいた。
その中で一番いたたまれなかったのは間違いなく相模南だったはずだ。
条件は寸分たがわず同じだった。
同じ二年生で、突然議事進行をやる。
一方は後れをとり、もう一方はその遅れさえ十分すぎるほどに取り戻した。
雪ノ下一人が辣腕をふるうのであれば何の問題もなかった。
しかし、相模と雪ノ下。比較対象が存在することで、両者の差は浮き彫りになる。
雪ノ下を褒めるということは、そのまま相模を蔑むことになる。
と、あらかた人が出て行ったそんな時だ。
近くにあった鏡から、突如としてサメ型のモンスターが雪ノ下を強襲した。
「っ!!」
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