過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/13(日) 23:10:00.72 ID:7YfIX9WR0
胸部を狙ったその攻撃は、彼女の両手で阻まれてしまったが、それでも相当のダメージを与え
られたはずだ。
「くそっ!」
「Strike Vent」
相模の右手に装着されたサメ型の武器から大量の水が放射される。
以前見た物より勢いは無いが、おびただしい量を出している。
水に押されるようにして、俺も相当の距離後ろに下がってしまった。
少しすると収まって、彼女の姿を探したが、相模はもうどこにもいなかった。
「逃げたか……まぁ、[
ピーーー
]つもりなんて無かったしな」
「うっ……」
現実世界に帰還した俺は、突如虚脱感に襲われた。
不思議に思い、全身を見渡すと、右手から血が流れていた。
「なんだ、これ……」
こんな場所に攻撃は受けていないはずだ。
と、俺が思索にふけろうとしていたまさにその時。
ドアを開く無機質な音が再び響いた。
「ひゃっはろ〜!」
雪ノ下、陽乃っ……。
「あっ、比企谷君だ〜。ひゃっはろ〜!」
「……んだよ」
「おやおや〜、その傷はどうしたのかな〜?もしかして、サバイブのカードを使いすぎてるの
かなぁ〜?」
「んなっ、てめえ、そんなものを渡しやがったのかっ!」
「当たり前じゃな〜い。強大な力にはリスクが伴う物なのです。使えば使うだけ、体がむしば
まれていくよ?」
何でもないことのように、さらりと言ってのけた。
「……姉さん、何の用かしら」
「もう、雪乃ちゃん、そんなに邪険にしないでよ〜」
「あなたがやってきたことを思えば、その位当然だと思うのだけど」
「ひどいな〜。せっかくすごいニュースをもってきてあげたのに」
「……ニュース?」
「そうだよ〜。雪乃ちゃんの大好きな小川絵里さん、意識が戻ったみたいだよ?」
「……っ!?それは、本当かしら?」
「大好きな妹に嘘なんかつくわけないじゃな〜い。それに、そんな嘘ついて私に何か得がある
の?」
「……」
陽乃に言葉を返すことは無く、雪ノ下は駆けだした。
「あっ、ゆきのんっ!」
「ガハマちゃ〜ん。雪乃ちゃんの行った場所、知りたい?」
「はい!教えてください!」
「うんうん、ガハマちゃんは素直でいいね〜。場所はね……」
雪ノ下陽乃に場所を聞いた俺達は雪ノ下の後を追った。
「ゆきのん……」
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