過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
1- 20
219:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/29(火) 13:07:43.98 ID:AuVSUEXb0
というか、呼んでる本が『じゃらん』だった。どんだけ楽しみにしてんだよ……。

「あ、そうだ!ゆきのん、三日目一緒に回ろうよ!」

「一緒に?」

「うん!」

「クラスが違うけど……いいのかしら」

「え?いいんじゃない?自由行動だし!」

超適当だな、こいつ……。

「あっ、もちろん、ゆきのんがいやじゃなければ、だけど……」

雪ノ下は微笑を浮かべて言った。

「私は、構わないわ」

「やったぁ!決まり!」

クラスの大して親しくもない奴らと一緒に回るよりは、雪ノ下にとってもいいだろう。

ま、俺なりにこいつらの旅が楽しくなるよう祈っててやるか。

「ヒッキーも一緒に回ろうね!」

「え……」

雪ノ下がすごく嫌そうな顔をした。

「お前その反応はひどすぎんだろ……」

「冗談よ。それも面白いかもしれないわね」

と、その時扉が叩かれる音がした。

「どうぞ」

雪ノ下のその声で扉が開かれる。

そこに現れたのは、俺達と因縁浅からぬ人物だった。

「てめぇらっ」

俺の語気が荒くなったのもしょうがないことだろう。

葉山、戸部。それから取り巻きの大岡と大和だ。

「……何か用かしら」

雪ノ下は落ち着いているように見えるが、先程より明らかに語調が強い。

「ああ、ちょっと相談事があってさ」

そんな空気をものともしないように口を開いたのは葉山だ。

冗談じゃない。こんな奴らに力を貸す気はないぞ。

「ほら、戸部」

「言っちゃえって!」

横の二人に促されて戸部が前に出る。

「……いや、ないわ―。ヒキタニ君に相談とかないわ―」

……ああん?

あまりの怒りにスーパーサイヤ人にでもなりそうだったが、ここは部長である雪ノ下の顔を立

てる意味でも何とかそれを抑えた。

「戸部、頼みに来たのはこっちだろ」

「や、でもほら、ヒキタニ君にはこういうこと話せないでしょ〜。信頼度ゼロだし〜」

と、そのとき同時に立ち上がる音が聞こえた。

「それ、あんまりじゃない?もっと他に言い方あるでしょ」

由比ヶ浜が珍しく怒りを含んだ声で言う。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
635Res/1285.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice