過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/29(火) 13:31:33.22 ID:AuVSUEXb0
後ろから勢いよく背中を押され、俺は前に倒れ込み、その攻撃を受けずに済んだ。
しかし、
「あああぁぁぁぁぁっっっ!」
聞き慣れたその声。
俺は恐る恐る後ろを振り返った。
そこには、王蛇のファイナルベントを受けて吹き飛び、変身が解除された仮面ライダーライア、
由比ヶ浜結衣の姿があった。
「由比ヶ浜ぁぁああああぁぁっっ!」
「あんたはまだ殺すつもりはなかったんだけどなー、ま、いっか。それじゃぁね。バイバイ、
結衣」
去ってゆく三浦など視界にも止めず、由比ヶ浜のもとに駆け寄る。
「ヒッキー……」
とりあえず、ミラーワールドから出さなければ!
「待ってろ、今、救急車呼ぶから!」
スマホを取りだした俺の手を由比ヶ浜は優しく握り、小さく首を横に振った。
「もう、無理だよ……ごめんね、つらい思いさせちゃったね……」
「馬鹿、謝るな!諦めるな!」
「えへへ、好きな人の腕の中で死ぬなら、あたし、幸せ者かもね」
「馬鹿、なんだよそれ、そんなの聞いてねぇよ。生きろ!生きろよ!生きて、もう一度っ……」
そう言う俺の顔を見て、由比ヶ浜は優しく笑う。
「お前の占いは当たるんだろうが……わからなかったのかよ……」
「本当はね、次に消えるライダーは、ヒッキーだったんだよ。好きな人を助けられたんだから、
こんなに幸せなことはないよ」
そう言って、由比ヶ浜は最期の力を振り絞るようにして姿勢を起こした。
そしてそのまま、俺の唇に自分のそれを重ねた。
「あたしの占いが、やっと、外れる……」
「由比ヶ浜ぁぁぁっっ!」
彼女がその目をあけることは、二度と無かった。
次回予告
今回から意味もなく次回予告をします。基本あんまりあてになりません。
Open Your Eyes For The Next Botti
一色「私も仮面ライダー、オルタナティブです」
雪ノ下「あなたが、由比ヶ浜さんをっ……!あなただけは、生かしておかない!」
「Survive」
陽乃「ガハマちゃんを救う方法が、ひとつだけあるよ?」
「Time Vent」
三浦「忌々しいライダーの亡霊が……」
「Unite Vent」
戸部「そんな、隼人君、なんで……?」
葉山「君は大切な人だから、君を殺せば英雄にまた一歩近づける」
リュウガ「お前はもう、消えろ……」
雪ノ下「本当に守るべきものを、あなたも見つけなさい」
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