過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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273:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/29(火) 13:42:31.18 ID:AuVSUEXb0
「Sword Vent Swing Vent」

そして、タイガと王蛇の差はまだある。

それは、所持カードの差だ。

三体のモンスターと契約している上、武器略奪のカードも持つ王蛇は選択肢がタイガに比べて

多い。

同じカードを出すのでも、三枚の中から選ぶのとそれしか選べずに使うのとでは意味合いが違

う。

タイガの胸を、コブラの牙を模した剣ベノソードがつらぬいた。

「ぐぅあぁぁッ!」

「さぁ、これで終わりだ!」

鋭い牙でタイガののど元を突き刺そうとしたその時だ。

「「「キィィィーーッッ!!!」」」

多数のレイヨウ型モンスターが王蛇に襲いかかった。

「これって……」

「ああ、仮面ライダーインペラ―の、戸部翔の、契約モンスターだよ」

どうやら奴は、誰につくのか決めたようだった。

「戸部、テメェ……チッ!」

三浦は憎々しげにつぶやいた後、しかしダメージは相当たまっていたのか、驚くべきスピード

でミラーワールドを去っていった。

誰もが誰かを切り捨て、そして手を結ぶ。

ライダーバトルの加速を再び感じて、俺達は鏡の世界を後にした。

「すまない戸部、助かった……だが、なぜ俺を……?」

「んなの、友達だからに決まってるっしょ」

優美子が去ったミラーワールドで、俺の問いに戸部はさも当然と言った様子で答える。

「だが、優美子もお前にとって……」

「そりゃー優美子たちのことも友達だけどさ、俺にとっての一番のダチは隼人君だから」

「……そうか、ありがとう」

こいつも、俺にとって大切な存在だ。

だから……。

「デデブ、デブ、デネブ」

新たに三体のモンスターが現れた。


「隼人君は今きついっしょ、ちょっと待ってて 一気に決める」

「Final Vent」

戸部が必殺のカードをスキャンすると、レイヨウ獣の群れが現れる。

その集団攻撃を喰らい、モンスター達は消える。

「……これが、厄介だったんだよな」

戸部が契約しているのはギガゼールというモンスター一体のみだが、この手のモンスターは他

の、群れのモンスターにも協力してもらえる。

だがこれで、アドベントカードもファイナルベントカードも使い果たし、モンスターは呼べな

い。

「Strike Vent」

「ハァッ!」



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