過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/29(火) 13:44:06.76 ID:AuVSUEXb0
その後学校と俺の家により、俺達を乗せた車は雪ノ下宅に到着した。
ちなみに由比ヶ浜はけっこう頻繁に雪ノ下の家に泊まっているらしく、着替えも置いてあると
のことだった。
仲がよろしいようで……。
「うわー、大きいマンションだな―」
「さぁ、あがってください」
「「「おじゃましまーす」」」
家について少し休むと、すでに時刻は七時になろうとしていた。
「夕飯を作らないといけないわね」
「あ、あたしも手伝うよ!」
「由比ヶ浜さん、ありがとう。でも、気持ちだけで十分だわ」
「そうだぞ由比ヶ浜、ここは雪ノ下に甘えておくんだ」
冗談じゃない、何としてもここは阻止せねば!
「あ、俺も作るよ。世界のいろんな料理をごちそうするよ!」
「うわ……それはマジで楽しみだな……俺もなんか軽く作るわ」
「では二人とも、お願いします」
「ちょ、ちょっとぉ!あたしも!あたしも作る!ちょっとは上手くなったんだからっ!」
あそこから多少進化しても決して食えたものじゃないんだが……。
「せっかくだから、みんなでつくろうよ!」
由比ヶ浜の料理の腕を知らない火野先生が屈託のない笑顔で言う。
「……どうなっても、知りませんからね」
かくして、雪ノ下が洋風料理、俺が中華料理、火野先生が中東を中心に世界の料理を、由比ヶ
浜がデザートを作ることになった。
雪ノ下の家のキッチンは一人で使うにはあまりに広すぎるが、それでも三人で使うには流石に
手狭だ。
だが、そんな中でも雪ノ下と火野先生はプロ顔負けの手際で作業を進めていく。
俺も専業主婦志望として恥ずかしくない程度には上手くやっている。
そして由比ヶ浜は、
「う、うわぁっ!卵の殻が入っちゃった! 砂糖と塩間違えたっ! 小麦粉適量?一袋でいっ
か!」
ふと横を見ると、火野先生の手が止まっていた。
「……見たこと無いヤミーだな……」
ヤミーって……否定しようとしたが、彼女が作っている物は魔物に間違いなかった。
「あ、ああー、今日俺あんまお腹すいてないなー……料理だけでお腹いっぱいになっちゃうか
もなー」
火野先生が予防線を張る。
こいつ、やりおる!
「あ、じゃぁ先生最初にこれ食べてみて!結構うまくいったと思うんだー!」
「う、うん……ありがとう」
完全に墓穴を掘ったようだ。
「だから、言ったじゃないですか……」
「ごめんなさい……」
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