過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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307:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/29(火) 14:00:14.87 ID:AuVSUEXb0
「変身!」

ミラーワールドには、またしても大量のモンスターが。

この間までは成長の途中のようだったトンボ型のモンスターが、完全に成体になっている。

スピードも速い……それが、ウヨウヨと。

「お前ら、いい加減うざいぞ!」

「Strike Vent」

炎で攻撃するが、なかなか当たらない。

そもそも敵の数が多すぎて対処しきれない。

「Advent」

「ドラグレッダー!」

炎龍ドラグレッダーが炎を吐きながら敵の群れに突撃する。

流石はドラグレッダー、たちまち大量の敵を灰に変えてみせた。

しかし、攻撃を回避したモンスター達が逆にドラグレッダーに襲いかかる。

「ググォォッッ!」

ドラグレッダーは呻き声をあげながらもそれらのモンスターをなぎ払うと、ミラーワールドのかなたへと去っていった。

「っ、薄情な奴だ」

「Final Vent」

必殺のカードを使い、無理矢理ドラグレッダーを再召喚する。

「グォーーーッ!」

その咆哮には、俺への反感が少なからず入っているようだった。

「こんなことで文句言うんじゃねぇよ、無双龍の名が泣くぞ」

俺の周囲をドラグレッダーが舞うことで、近くにいたモンスター達が遠ざかっていく。

「あそこだ!いくぞ!」

最も多くモンスターが密集している方向を目指し、渾身の一撃を放つ。

「ドラゴンライダーキックッ!!」

次々に誘爆し、数十匹のモンスターがその姿を消す。

だが、倒したモンスターよりも残っている物の方がはるかに多い。

「使うしかない」

「Survive」

このカードを使うたびに自分の体が壊れていくのがわかる。

そしてその傷は、ライダーバトルが終われば治るという保証もない。

できることならば、もう一度たりとも使いたくはない。

それでも、使うしかない。破滅へと近づくと知っていても。

このカードを作りだした雪ノ下陽乃は底意地が悪すぎる。

俺の体を灼熱が包む。

「Shoot Vent」

「Trick Vent」

分身し、八体となった俺達は一斉にレーザー攻撃を放つ。

しかし敵はその弾幕をかいくぐり、次々と俺達に襲いかかる。

一人、また一人と分身体が消え、ついには俺一人となってしまった。

「こんな終わり方、冗談じゃねぇぞ……」

十数匹のモンスターが俺に襲いかかる。



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