過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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308:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/29(火) 14:00:43.00 ID:AuVSUEXb0
これは、さばききれない!

「Blast Vent」

その音が響き渡ると同時、突風が吹き荒れ、モンスター達を遠くへと飛ばす。

「雪ノ下!」

「大丈夫?」

「お前が来てくれなかったらやばかったけどな」

「それにしても……ここまで成長しているとは」

「ああ、一人じゃとても相手しきれん」

「二人なら、なんとかなるかしら?」

「するしか、ないだろ」

「「Advent」」

「やれ!ドラグランザー!撤退は認めない、敵を焼きつくせ!」

「ダークレイダー!風攻撃でドラグランザーから敵を遠ざけて!」

「ゴォォッッ!」

「キィィッッ!」

ドラグランザーの炎が敵の数を着実に減らし、ダークレイダーの風が接近を許さない。

基本的にモンスター同士が共闘することはないが、そのことが残念に思えるほど二体のコンビネーションは見事だった。

「Shoot Vent」

「Trick Vent」

「さぁ、私たちも行くわよ!」

雪ノ下がとった戦法は、くしくも―という言い方はふさわしくないだろうが、―俺の物と全く同じだった。

二匹のモンスターと、サバイブ態のライダーが二人。

敵モンスターは次々と倒れていく。

「いける!」

「一気に終わらせるわよ!」

「了解だ!」

「「Final Vent」」

契約モンスターにそれぞれ飛び乗り、敵を蹴散らす。

そしてついに、最後の一匹を倒した。

「ふぅ……」

「本当に厄介ね」

通常の姿に戻って俺達が少し気を緩めたその時、

「クァァァァァッッ!」

けたたましくも神々しい咆哮を上げ、一匹のモンスターが舞い降りた。

金色の体に、赤と青の二翼の羽。

仮面ライダーオーディン、雪ノ下陽乃の契約モンスター、ゴルトフェニックスだ。

「なっ……」

「ひゃっはろ〜、雪乃ちゃん、比企谷く〜ん」

「っ……」

よりにもよって、サバイブの力を使い果たした時に来るかよ……ただでさえ相手の方が圧倒的有利にあるのに……。




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