過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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313:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/29(火) 14:03:10.33 ID:AuVSUEXb0
「ガァァッゥッ!」

「まずは一体っ!」

そこからさらに、心臓部へと再びレーザーを放つ。

「ガァァアァァァッ!」

デストワイルダーが爆発する。

やはり、主人がいる時に比べるといくらか弱い。

だが、そのことに安心してはいられない。

俺は早々にこの戦闘を終え、雪ノ下とともに戦わねばならないのだから。

「グルァァァッッ!」

ドラグランザーが、二体の攻撃を切り抜けたようだ。

「行くぞっ!」

「Final Vent」

ドラグランザーの背に飛び乗り、モンスター達に灼熱攻撃を浴びせる。

ドラグブラッカ―も同じように黒炎を吐くが、ドラグランザーの攻撃を打ち消せていない。

そしてついに、二体の体に炎が燃え移る。

「「がぁぁっっっ!」」

「消えろぉぉぉっっ!」

そしてそのまま、全力の体当たり。

二匹は何も残さず消滅した。

ほんの少しだけ、ほっと胸をなでおろしたその瞬間。

「きゃっぁぁぁぁぁっっ!」

雪ノ下の悲鳴が響いた。

とっさにそちらの方を向くと、目を疑いたくなるような光景が待っていた。

彼女のベルトを、オーディンの刃が深々と貫いていた。

「あっ……うぅっ……」

「ゆ、雪ノ下ぁぁっっ!」

雪ノ下がその場に倒れ、その変身が解除される。

「あっ……あっはははははっっ!」

陽乃の醜い笑い声だけが響き渡る。

「体の方では致命傷にはならなかったみたいだけど……これでもうあなたは終わりだよ、雪乃ちゃん!ミラーワールドでは、ベルトがないと生きていけないからね!」

「雪ノ下!俺につかまれ!」

ミラーワールド間を行き来できる能力を持つライダーの俺と一緒なら、もとの世界に戻れるかもしれない。

「ふふ、見逃してあげてもいいんだけどさ……もう、終わらせちゃいたいんだよね!」

「Final Vent」

どこからか現れたゴルトフェニックスが雪ノ下に近づこうとする俺をさえぎるようにして

陽乃のもとに向かい、彼女の背中に貼りつく。

間違いない、陽乃はこの一撃で俺の命を奪おうとしている。

ファイナルベントを使うから、という以上に、彼女からあふれ出る殺意が先程までとは比

べ物にならない。

一刻も早く雪ノ下を脱出させたいが、俺が彼女に近づけば陽乃のファイナルベントに巻き

込まれてしまう。

生身でライダーの攻撃を受ければどうなるかなど、考えるまでもないことだ。



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