過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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316:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/29(火) 14:04:39.46 ID:AuVSUEXb0
そのカードを龍騎のデッキに入れ、私はミラーワールドへと向かった。

「……ん?」

仮面ライダーオーディン、私の姉にして、最も憎む敵、雪ノ下陽乃。

彼女は私の姿を認めると不思議そうな声を漏らした。

「仮面ライダー龍騎……比企谷君?あの傷から、どうして……」

「私よ、姉さん、いいえ、仮面ライダー、オーディン!」

「雪乃ちゃん?……ふーん、そういうことか……比企谷君は、雪乃ちゃんにデッキを託

した、と……」

「その通りよ」

「でも、雪乃ちゃんが龍騎になったからって、私に勝てないってことくらいわからなかっ

たのかなぁ」

「龍騎……?違うわね」

「え?」

「今の私は、龍騎とナイトで……仮面ライダー、ドラゴンナイト!」

そして私は、サバイブ疾風、ナイトのサバイブのカードをかざす。

すると左手に、ダークバイザーツヴァイが現れる。

更に龍騎のサバイブカードである、サバイブ烈火も取り出す。

右手のドラグバイザーがドラグバイザーツヴァイへと変化する。

「そんな……」

二つの召喚機に、同時に二枚のサバイブのカードを読みこませる。

「「Survive」」

風と炎が私の体を包み込む。

赤と青の装甲が装着されていく。

「仮面ライダー、ドラゴンナイト……私の知らない、ライダー……サバイブは、同時に使

えないはずなのに……」

「長い人の歴史の中で、幾度となく奇跡を起こしてきた力……本当に強いのは、人の想いよ!」

「Sword Vent」

赤と青の二対の剣が出現する。

赤の剣の柄には龍のエンブレムが、青の剣の柄には、蝙蝠のエンブレムが。

「そしてその力で、今、あなたを倒すっ!」

「人の想い……?それなら私にだってある!永遠の命を手に入れて、世界すら手に入れ

る!」

「Sword Vent Guard Vent」

オーディンは二対の剣の一振りだけを右手に持ち、左手には楯を構える。

「その世界であなたは何をするのっ!」

剣と楯が激しい火花を上げる。

「誰だって考えるでしょ、この手で世界を変えてみたいと!そして私には、その力がある

っ!」

「そんなことの為に、罪のない人を……比企谷君を殺したの!?」

「そんなこと……?たった一人を救う為に殺し合いをしてきたあなたに言われたくないな

ぁ!同じ穴の狢でしょ!」

「っ……あなたと、一緒にしないで!」

「そうだよねぇ、昔からずっと私と比べられて、そして負け続けてきたあなただもんねぇ!」



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