過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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362:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/30(水) 12:37:55.21 ID:IK7FAaPI0
『Joker』

剣崎「……これで、終わったのね……うっ……」

こぼれおちる涙を必死でこらえる。

一番つらかったのはマナだ。なのに私が涙するわけにはいかない。

その思いとは裏腹に、体から力が抜けていき、わたしは膝を地につけた。






俺を取り囲んでいたダークローチが突然姿を消した。

……終わったのか。

見れば、剣崎がうずくまっていた。

涙をこらえているようだ。

こういう時、何と言えばいいのか。

いや、きっとかける言葉なんてあるはずもないが。

と、彼女の傍に光が集まって行くのが見えた。

比企谷「……ん?」

そしてそれは徐々に大きくなり、

剣崎「!!?これは、ワイルドカリス……マナ?」

現れたのは、かつてマナが変身していた、仮面ライダーカリスの強化フォーム、ワイルド

カリスだ。

???「人間などと一緒にするな。長い間ジョーカーに使役されていた俺達だが、その存

在が消えたことで、集合体としてこうして封印を解くことができたのだ。言うならば、カ

テゴリーハートといったところか?」

そう言うとカテゴリーハートは両手を大きく振り、衝撃波で剣崎を吹き飛ばした。

剣崎「うっ……」

壁にぶつかったからよかったものの、下手すれば高所からの落下で死んでいたかもしれな

い。

俺は急いで剣崎のもとに駆け寄る。

比企谷「どうやらこれが本当のラストバトルみたいだな。こいつには、俺が手出ししても

いいんだろ?」

剣崎「助かるわ……。マナが救った世界を、これ以上誰にも傷つけさせない!変身!」

「Turn Up」

カテゴリーハート「なんだ、お前はっ!」

比企谷「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!」

剣崎がブレイドに変身すると同時、俺が持っていたカードの何枚かが発光しだした。

比企谷「これは……」

それは、仮面ライダーブレイドに関するカードだった。

一度は灰色になったそれらが、再び鮮やかな輝きを取り戻した。

絆が成立した、ということか。



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