過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/30(水) 13:06:33.04 ID:IK7FAaPI0
美希「こんにちは」
祈里「こ、こんにちは」
美希「ラブいますか?」
あゆみ「ラブ?あの子は今部屋で寝込んでるわ。珍しいわ、こんなの何年ぶりかしら」
美希「ちょっと失礼します」
わたしはあゆみさんの横を通り抜けて、ラブの家に上がる。
祈里「ご、ごめんなさい」
あゆみ「ど、どうしたの?」
『コンコン』
ラブの部屋のドアをノックするが、返事はない。
タルト「おお、ベリーはんにパインはん!」
シフォン「きゅあ〜」
*タルト……ラブ達をプリキュアにした妖精。何故か関西弁で話す。
*シフォン……不思議な力を持つ妖精。まだ赤ちゃんで、自由に話すことができない。
祈里「どうしたの、こんな所で?」
普段ならラブの部屋にいる二人(?)だが、何故かドアの外で立っている。
タルト「ええとこ来てくれたで〜。なんやピーチはん、一人になりたいとかいうて、わい
らを入れてくれへんのや」
美希「はぁ……ラブ、入るわよ?」
祈里「み、みきちゃん」
タルト「うわっ、強引やな〜」
シフォン「きゅあ〜」
美希「ラブ、せつながラビリンスだったっていうことは、ラビリンスはあの占い館に居る
はず」
*ラブとせつなは、森の中の占い館で初めて出会う。その際、せつなはラブに幸せが訪れ
る(プリキュアになる)と予言していた。
美希「だから、行くわよ。これ以上、みんなを不幸な目に会わせない為にも」
ラブ「……」
美希「ラブ、起きて。……起きなさい!」
ラブ「はぅ……うっ……」
布団から顔を出したその目には、涙が浮かんでいた。
美希「せつなが敵だってわかって、ショックだったのはわかるけど、わたし達はプリキュ
アなの。しっかりしてよ!」
しかしラブは、何も答えない。
美希「ラブ……ねぇ聞いて。あの子はイースだったの。
せつななんて子は、もともといなかったのよ!」
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