過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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43:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/08/23(日) 22:59:41.18 ID:lyWeeGpg0
飯を食いながら考える。もちろん小町へ飯はいらないという旨の連絡もした。

「デート?」とか聞いてきたがそんなはずがないのである。毎度毎度あいつはそんなことを聞

いてくるが、もはや嫌がらせかと疑うレベル。

「あれ?比企谷じゃん。レアキャラはっけーん!」

声をかけられ振り返ると、

「……お前……は」

折本かおりが、そこにいた。

「好きです、付き合ってください」

「友達じゃ、だめかなぁ?」

ふと、思い出がよみがえる。放課後の教室。俺が告白した女の子は、気まずそうな顔を浮かべ

る。

ちなみにその翌日には、クラス全員がその出来事を知っていて、俺は泣きそうになった。

中学時代の数あるトラウマの中でも屈指の一つである。

振られるだけなら、まだいいのだ。だが、好きだった女の子が、そのことを他人に言いふらす。

これはかなり、来るものがある。

俺が女子を信用できなくなった一番の要因になった出来事かもしれない。

その少女の名こそが、折本かおりである。

その少女が、今俺の目の前にいる。

何故俺に声をかけたのか。その魂胆がわからない。ただの気まぐれ?ただ、そこにいたからか?

どちらにしても、俺にとっては迷惑でしかない。

「よいしょっと」

言って、折本は俺の前の席に座る。

は?なんなのこいつ。

「……ンだよ。なんかようか」

「いや、別に用ってわけでもないんだけどさ。なんか懐かしいなーと思って」

そうかよ。俺にとっては嫌な思い出でしかないけどな。

「ほら、比企谷って総武高行ったじゃん?あそこってうちの中学からあんまり行った人いない

よね?」

「ほら」の意味が全く分からん。それに、そりゃあそうだろう。同じ中学の奴がいるとこには

行きたくなかったんだから。



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