過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/23(日) 23:04:05.64 ID:lyWeeGpg0
「え!?」
「ヒッキー!?」
二人はとっさに攻撃を避ける。
俺はかおりのもとへと駆け寄る。
庇うようにしてその前に立つ。
「比企谷君……、どういうつもり?まさか、その女をかばうというの?」
「ヒッキー……」
「ひ、比企谷……。ありがと。私、ほんとはね、あなたのこと……好き…」
「黙れ」
「え?」
「勘違いするなよ折本。俺はお前を助けたんじゃない。ただ、お前は俺自身の手で倒したかっ
た。他の誰かに手を汚させたくなかった。それだけだ。……雪ノ下、由比ヶ浜、すまない。そ
ういうわけなんだ。悪いが、手を引いてくれないか?」
「……そう、この件に関してはあなたの問題よね。いいわ。由比ヶ浜さんも、それでいいかし
ら」
「うん。ねぇ、ヒッキー、無理、しないでね?」
「わかってる。ありがとう。……折本、一週間後、この場所に来い。一対一で、決着をつけよ
う。三対一で狙われるよりは、ずいぶんいい条件だろ」
「……わかった」
「それじゃぁな」
そして俺達は、鏡の世界を去った。
「雪ノ下、由比ヶ浜、今日は、ありがとな。その、さ……すげぇ、うれしかった」
こんなに自分を肯定してもらったことは今まで一度もなかった。
本当に、本当にうれしかった。涙が出そうになった。
まったく、これでもぼっちの道を突き進んできたつもりだったんだがな。
「別に。私はやりたいようにやっただけよ。……それでも、あなたが私たちに恩を感じている
というのなら、絶対に勝ってきなさい」
「そうだよ!また三人で部活やるんだからね!……応援してるから」
「ありがとう」
今までにない満たされた気持ちで、俺は帰路についた。
折本、あの時俺を振ってくれてありがとな。おかげで俺は、最高の仲間に出会えたよ。
しないなあ。ああ、しない。
「負ける気が……しない」
約束の一週間後は、あっという間に来た。
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