過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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598:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/10/24(土) 23:26:34.93 ID:CplY/udX0
由比ヶ浜「こ、これは……」

扉の先には、さらに広い牢屋があった。
巨大な牢の中には、大量の怪物が入っていた。

その姿は、実に多様だ。

最初に俺達の前に現れたタイプもいるし、フワッティーもいる、鳥獣型の怪物
も、液体状で無数の目がついたおどろおどろしい姿のもの(いや、どれもおど

ろおどろしいのだが)、十数体の怪物がそこには居た。

最後に入ってきたエレンもその光景に思わずうつむいた。

と、その時だ。

ガタン!と音を立てて扉が閉まった。

比企谷「ま、まさか!?エレン!扉は開くか!?」

俺に言われるより早く、エレンは扉を激しく引いた。

しかし、開かない。

奏「嘘でしょ……!?」

怪物たちが、鉄格子に接近し、思い切り揺らし始める。

鉄格子はさびていてたよりない。

雪ノ下「これ、長くは持たないわよ!?」

その時だ。

怪物の一体が鉄格子を破ってこちらにやってきた。

エレン「開いて!お願い!開いてよ!」

エレンのその願いが通じたのかどうかは分からないが、閉ざされていた扉がつ

いに開いた。

比企谷「逃げろ!」

脇目も振らず走り出す。

由比ヶ浜「あれは、流石に多すぎだよっ……」

雪ノ下「由比ヶ浜さん!しゃべってないで走るのよ!」

そう言った雪ノ下が息を切らし始めた。

そうだ、ライダーになってからいくらかは改善されたが、雪ノ下は極端に体力

がないのだ。

しばらく走ったところで、俺は背後に気配を感じなかったことを不審に思い、

一瞬振り返った。

やはり、追って来てはいない。

比企谷「おい!もう大丈夫だ!」

響「追ってきて、ない……?」

比企谷「なんとか、な」

奏「あそこ、なんだったんだろう。鍵を手に入れてまで行くんだから、意味が

ないとは思えないけど……」

由比ヶ浜「額縁が……あったよ」

エレン「え?」

由比ヶ浜「青いピースをとった時と同じような額縁が、向こう側にあった。

多分あそこに、ピースがあるんだよ」

比企谷「またあそこに行かなきゃいけないってことか……」

雪ノ下「冗談でしょう……?」

響「でも、そういうことなら、行かないと、解決できないよ」



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