過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」湧「そん8っ」【永水】
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52: ◆R5j2Ndo0Hc[sage saga]
2015/09/13(日) 01:56:58.07 ID:r1YbBt8Fo

小蒔「ち、違うんです、お姉さま」

小蒔「京子ちゃんは決してお姉さまの事が嫌いになったんじゃなくって…」

小蒔「その、京子ちゃんは全然、悪くなくて、悪いのは私達で…」

でも、それを依子さんにどう伝えれば良いだろうか。
そう思って言葉を詰まらせる俺の前で小蒔さんが必死に擁護してくれる。
一生懸命、誤解を解こうとする彼女の声は辿々しく、そして、強い気持ちが篭ったものだった。
そんな彼女の姿に俺も嬉しくなるが、さりとて、ここで小蒔さん任せにしている訳にはいかない。
依子さんがこうして疑問を投げかけているのが俺である以上、誤解を解くのも俺でなければいけないのだから。

京子「…すみません。実はその…色々と理由があって携帯を突然、手放す事になってしまって」

京子「データやその他を移す暇もなく新しい携帯になったので、連絡も出来なかったんです」

依子「…本当ですの?嘘じゃありません?」

依子「私の事が嫌いになって適当な事を言っている…なんて事はないんですの?」ジィ

京子「そんな事あるはずないじゃないですか」

京子「依子お姉さまは私にとって唯一無二の人ですよ」

京子「適当な事など言えるはずがありません」

春「…」ムッ

明星「…」ジトー

……何故か、俺の背中からすっげええええ不機嫌そうな視線が突き刺さっている気がする。
まぁ、唯一無二はちょっと言い過ぎかもしれないけれど、それでも俺にとって依子さんは大事な人なんだ。
理由があるとは言え、そんな彼女に対して盛大な不義理を行ったのは事実であるし、恥ずかしいと躊躇してはいられない。
こうして疑念を口にしている依子さんの信頼は、俺の羞恥心よりもよっぽど得難いものなのだから。



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