過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」湧「そん8っ」【永水】
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53: ◆R5j2Ndo0Hc[sage saga]
2015/09/13(日) 01:57:30.23 ID:r1YbBt8Fo

依子「では、京子さんはどうやってそれを私に証明してくれますか?」

京子「え?」

依子「勿論、私の事を大事に思ってくれているんだと証明してくださいますわね?」ジィ

京子「え、えぇ。勿論です」

……まさかそんな話になるとは。
でも、逆に考えれば、これはチャンスだ。
こうして俺を試そうとしているって言う事は、依子さんの中で、俺を信じたいっていう気持ちが芽生え始めている事でもあるんだから。
ここで依子さんの眼鏡にかなうような証明をすれば、彼女と何時も通りの関係に戻る事が出来る。
それは俺の躊躇いよりもずっと大きく、頭の中で思考をグルグルと動き始めた。

京子「(ただ…問題はそれをどうするかだよな)」

京子「(幾つか方法が思い浮かぶけれど…でも、それは今の状況にはあまり適しているとは言えない)」

京子「(今、俺たちがいるのは、永水女子への通学路なんだから)」

京子「(周りに人が…しかも、同じ学校の生徒がいる中であまり大胆な事は出来ない)」

京子「(その中で依子さんの信頼を取り戻せるような行動…それは…!)」グッ

依子「………ふふ。なんちゃって」ニコ

京子「え?」

そう結論を出した俺の前で依子さんはニコリと花咲くような笑顔を浮かべた。
何処かイタズラっぽいその笑みの中には、さっき俺に漏らしていたような疑念はない。
あるのはただしてやったと言わんばかりの満足感と微笑ましさのみ。
まるで今までの事が依子さんの思い通りであるようなその表情に、俺は彼女のイタズラにまんまと引っかかった事を悟った。



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