32:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/15(土) 20:25:07.83 ID:9opVagSh0
ヒサ「ありがとう。助かるわ」
成香「いえ、いいんですよ」
いつものように成香に礼を言うと、すぐに滝の方へと戻って行った。
私は新たに背ヒレが欠けているのを、見て取った。
見る度に確実に傷が増えているのが判る。
それほど――–。
それほど早く、恋人に会いたいのだろうか。
いや。
自身の罪への悔恨の思いがそうさせているのか。
いずれにせよ、私達の制止する声は、ヒサには届かないであろうことは、もう私と成香には痛いほどわかっていた――–。
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