過去ログ - 卯月「これが私たちの、ガンプラバトル」
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12: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2015/08/15(土) 22:44:39.31 ID:bjpB9rtg0

「ガンダム・ビルドバトラーは、ICカードを用いて記録を残すことが出来る。
逆に言うとカードが無いと遊ぶ事が出来ないから、それを作らないといけない。さっき作ったカードを、筐体端の読み取り口に置いて」
「はい」

 凛の説明を聞きながら、卯月がICカードを筐体端の読み取り口に置いて、そのデータ読み込みを待つ。
読み込み時間は二秒。すぐにパイロットデータが読み込まれ、ハンドルネーム『しまむー』が表示される。
戦績はまだ無しで、続いてコインを入れる様に指示が出る。

「百円玉、ある?」
「ありますよ」

 財布から百円玉を取り出し、それをコイン口に入れ、スタートボタンを押す。
エリアを選ぶように指示が出て、凜も「天海さんは今、店内対戦エリアで待っている。操縦桿を操作して、そっちを選択して」と指示した。

 コックピットにある、二本の操縦桿。その一本を掴み、横に操作すると、画面が動いて『店内対戦エリア』を選択する。
引き金を引くとモード選択が完了し、そこにハンドルネーム『天海春香』がいる事が分かった。

『よろしくね、卯月ちゃん!』
「は、はひっ! よ、よろしくお願いします、先輩!」
『あはは、緊張しなくてもいいよ』

 耳元のスピーカーから、春香の声が届いた。まだ戦闘前であるから、マイクを通しての会話も可能なのだ。

『そろそろ、プラモデルを入れてくださいって案内が出ると思うよ』
「は、はい!」

 春香の言う通り、画面に『プラモデルを読み込んでください』と指示が表示され、卯月はジム・カスタムを掴んで、読み込み場所を探す。

「そこのハロの口、開けて」
「ハロ?」
「緑色の球体みたいな奴。ICカード読み取り口の反対」

 凛の指示通り、緑色の球体らしき物を見つける。目と口らしき線があり、これがハロであるのだと認識する。

 ハロの口を開け、その中にジム・カスタムを立たせて、再び口を閉じさせる。



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