過去ログ - 卯月「これが私たちの、ガンプラバトル」
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3: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2015/08/15(土) 22:11:16.15 ID:bjpB9rtg0

一筋の光が、宇宙の彼方で光った。
光を放ちながら、高速で近づくその機体。

既にその姿はボロボロだ。背部は回路まで丸見えの状態。デブリにぶつけでもしたのか、頭部も少し破損している。

だがその機体は美しく光り輝いていた。黄色と黄緑の彩色が宇宙空間に煌めいて見えて、彼女――天海春香は叫んだ。

『来たね――美希!!』

『遅れてごめんなの――春香!!』

 星井美希の声が、聞こえた。

まだ距離はある。春香は如月千早の残したビームサーベルを無理矢理肩部にマウントして、その場に漂い続けていたガンダムのビームライフルを掴んだ。

『戦おう、美希! これが、私と美希の、真剣勝負!』

『うん! 星井美希、ガンダムエクシア――未来を斬り開くの!!』



 その二機の戦いを見据えて、渋谷凛は自身の手に掴むRX-178【ガンダムMk-U】を、強く握りしめた。

――私も、あの高みに登り上がりたい。

――【輝きの向こう側】を、見てみたい。

そう願い、彼女はただ、その二人の思いを感じて……

時は流れて、もう半年となった。



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