過去ログ - 卯月「これが私たちの、ガンプラバトル」
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4: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2015/08/15(土) 22:14:19.21 ID:bjpB9rtg0

島村卯月はその日、テレビ収録の仕事を終え、事務所近くの駅で暇を潰していた。

本日は直帰となっていたが、家に帰ってもする事が無いので、事務所へ寄ろうと考えていたのだが、彼女のプロデューサーも今はイタリアに出向いて他のアイドルプロデュースをしている。後数週間は戻ってこない筈だ。

なので、今事務所に戻っても、誰がいるかは分からない状態だ。
部長や事務員の千川ちひろ位は居るかもしれないが、誰もいないかもしれない事務所でポツンとするのも居心地が悪いので、駅前をぶらついていると言うわけだ。

コンビニ、書店、いろんな所を出向いたが、特に目新しいものがあるわけでは無い――そう思っていた所に、一つだけ寄った事が無いお店がある事に気が付いた。

それは、プラモデル販売店だ。

外には【バンナムプロショップ公認店】と書いてあるのぼりがはためいており、その外から見えるショーケースを覗き見た。
卯月は良く知りはしないのだが、同じ事務所の友人が、半年前にプラモデルを作っていた事を思い出す。

意を決して、そのお店に入ると、店員の「いらっしゃいませー」という声が聞こえる。
前面に押し出されているコーナーは、機動戦士ガンダムのプラモデルだ。

卯月はあまり、ガンダムと言う物を見たことは無い。せいぜい友達が『機動戦士ガンダム00』を見ていた程度で、卯月自身がその内容を知っているわけでは無い。

だが、ショーケースに飾ってある薄い灰色の塗装が成されたガンダムを見据えて、卯月は「うわーっ」と歓喜の声を上げる。
作例の一つとして飾ってあるそれには『765プロ進呈品』と書いてある。



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