過去ログ - 卯月「これが私たちの、ガンプラバトル」
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52: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2015/08/16(日) 00:53:57.75 ID:Eopy34a90

そんな、短い準備時間は、すぐに終わりを告げ。
 第二次アイドルマスター戦役の予選が開催される。

予選はその戦いの様子だけをネット配信サイト『ドットップネット』にて配信される。
その後の本戦は、テレビでも放映がされるので、人気取りの為だけに参加するアイドル達も、珍しくは無い。

もちろんガンダムと言う作品を愛し、その熱意をぶつけるアイドル達もいないわけでは無い。

――渋谷凛のように。

 会場には、たくさんのアイドル達が顔を見せていた。卯月は、回りのアイドル達を見据え、恐々とした表情で凛の腕に捕まっていた。

「876プロのディアリースターズに、東豪寺プロの魔王エンジェル、男性歌手の雪野守さんもいらっしゃいます……!」
「落ち着いて卯月。何も全員を相手にする必要は無いんだから。この予選はバトルロワイヤル。
まずは挑んでくる相手をかわして、生き残る事だけ考えればいい」
「は、はい――あっ」

 卯月が、見知った顔を見つけた。頭頂部に二つのリボンを付けた、先輩アイドル――

「春香さ――っ!」

 卯月と凜が、そのアイドルに手を振ろうとした、その時だった。

天海春香――彼女から発せられるのは、いつもの穏やかな空気では無い殺気を感じたのだ。

誰も近づく事を許さないと言った様子で前を見て、卯月と凜に気付く事無く、予選の会場を練り歩いていく。

「今の……春香さん、ですよね?」
「う、うん。でも、凄い殺気だった」

 その殺気の意味を理解する事も出来ず――二人はその場で立ち尽くし、試合開始の時間となった。



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