過去ログ - 卯月「これが私たちの、ガンプラバトル」
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◆bA3jMfAQJs
[saga]
2015/08/15(土) 22:21:57.07 ID:bjpB9rtg0
「お待たせ、卯月――卯月?」
モニタの前で、呆然としている卯月の背を叩くが、反応が無い。
ひらひらと、彼女の眼前で手を振る事で意識を戻すことに成功して、凜が「どうしたの」と問いかける。
「いや……凄いなぁ、と思って。今のガンダム、凛ちゃんが動かしてたんですよね?」
「そうだよ。自分で作ったガンプラで戦える。これがガンダム・ビルドバトラーの醍醐味なんだ」
「あの、これって私でも出来ますか?」
「出来るよ。でもその前にガンプラを用意しないとなんだけど……
いきなり一から作る事は難しいかもしれないから、まず体験用のプラモデルで一回遊んでから、その後に作ろうか」
そう言って、凜は先ほど卯月が見ていた展示ケースへと向かい、その扉を開いた。
「え、開けちゃっていいんですか?」
「良いんだよ。だって私が作ったプラモを出すだけだもん」
凜が少しだけ悩みながら、一つのプラモデルを取り出した。
ガンダムとは違い、後頭部に一本のアンテナが立った、バイザーの取り付けられた機体だった。
機体色は全体的にグレーで、その角ばった装甲のデザインが卯月には格好良く見えた。
「これはなんて言うガンダムなんですか?」
「ガンダムじゃないよ。これはジム・カスタムって言う、人気の量産型モビルスーツだよ」
「量産型……弱いって事ですか?」
「失礼な。この世では試作機・試験機なんて安定性が無いだけ。量産型こそが兵器にあるべき姿なんだよ」
「良く分かんないですけど……そこまで言うって事は、すっごい特徴があるんですよね?」
「特徴がない事が特徴」
「え」
「特徴がない事が特徴」
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