過去ログ - 【ゆるゆり】向日葵「……子守唄を歌ってくれませんか。赤座さん」
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3:名無しNIPPER[saga]
2015/08/17(月) 17:17:05.46 ID:xePnKZjYo
向日葵「話してしまえば簡単なものですわね」

あかり「? なにが?」

向日葵「いえ、実は、ちょっと気まずくなるかなと思いまして。
赤座さんに悪くは思われてはいないんでしょうけど、そこまで良くも思われてないのかと」

あかり「な、なんで……?」

赤座さんは、私の言葉に戸惑っているというよりは、混乱の域にまで入っていて、
またクスりと、今度は声を上げるぐらいに笑ってしまう。

向日葵「ふふっ、大丈夫ですわ」

無意識に赤座さんの頭に手を伸ばし、宥めるように撫でてしまった。
抵抗されるかなと思ったけれど、思いの外すんなりと受け入れてくれたようで、大人しく身を任せてくれていた。

向日葵「あんまり二人で話したこともなかったものですから」

落ち着いたころに、ゆっくりと手を離し、今度は穏やかな声で、言葉を発した。

あかり「確かに思ったけど、だったら尚更仲良くしたいって思うけどなぁ」

向日葵「……私とですか?」

あかり「な、なんでそんな後ろ向きなのかな。普段は違うと思うんだけど」

向日葵「多人数との違いでしょうか」

あかり「櫻子ちゃんといるときなんかは、もっと血の気が多いというか……」

向日葵「……ああいう風に接して欲しいんですの?」

あまり「え、えっと。多分違うような……」

向日葵「赤座さんって、意外とマゾなんですわね」

あかり「だ、だから違うよぉ! ……向日葵ちゃんって穏やかに見えて結構過激だよね」

向日葵「そこまで綺麗な人間じゃありませんもの。赤座さんと違って。……あっ、すみません」

あかり「? どうして謝るの?」

向日葵「いえ、これも棘があったかなと。皮肉っぽいような……」

あかり「そんな肩肘張らなくても大丈夫だよ。……ちょっと屈んでくれるかな」

向日葵「? は、はい」

意図を掴めないまま、少し膝を折って、言われるがままに屈んだ。


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