過去ログ - 人の王
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/08/18(火) 01:59:06.41 ID:EiQ7dBOl0
私は脆弱な人の王だ。

東の森のドワーフには武器の精密さに驚愕し。

西の砂漠のエルフには魔法の巧みさに敵わず。

南の熱帯雨林のゴブリンには数の力に蹂躙され。

北の氷河のドラゴンにはその破壊力で圧倒される。

そんな脆い我々は唯、滅びぬように努力をするしかないのだ。


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2: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:02:46.19 ID:EiQ7dBOl0
ここは王たちの会議場

1100年前の世界戦争が集結した時

再び戦争が起こらないように出来た城だ。
以下略



3: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:03:51.30 ID:EiQ7dBOl0

ドワーフの王「何で呼ばれたか分からないだと〜。無礼者が〜。この斧で分からせてやろう!!」

そう言うと外で寝そべる龍皇に向けて斧を投げつけようと構えた。

以下略



4: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:04:51.57 ID:EiQ7dBOl0

エルフの女王「まったく。本当ッ。ドワーフはいやね 。頭に血が上っちゃてさ。周りのことなんか全然見えてないんだから。」

弧を描いた斧は当たる直前で水の壁に阻まれた。

以下略



5: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:06:27.97 ID:EiQ7dBOl0
龍皇「クハッ。クハハ。諸君らは我が国と一戦を交える気かね?冗談であるならば面白いが……」

ここにいる者を馬鹿にした笑みを浮かべると…

龍皇「…本気ならつまらんぞ。下等種族ども。」
以下略



6: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:07:49.11 ID:EiQ7dBOl0
龍皇「フン!人間ごときが何を言うのか?興味はある」
龍皇「面白そうだ!申してみよ!」

流石は龍皇。前に立つだけで心臓を握られている様に錯覚してしまう。

以下略



7: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:28:24.39 ID:EiQ7dBOl0
眠れないのでやっぱり少し投下します。需要はありますか?


人の王「皆さん!このままだと確実に戦争になるでしょう」

以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2015/08/18(火) 02:28:59.22 ID:4u0OXiZDo
面白いやん
続けてくれや


9: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:29:29.74 ID:EiQ7dBOl0
このまま何か言わないと私は自分の国を守ることだけに意見する者になってしまう。
それは、仲間意識の強い種族の王達にはまずい。
いくら意見しても聞いてもらえなくなるだろう。

人の王「そう見えても仕方ないですね。エルフさんの言う通りです。私は自分の国を守る為に意見を申し上げています。」
以下略



10: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:30:20.77 ID:EiQ7dBOl0
人の王「そうですよ…ですから私はこのまま争いを続ければ戦争になると言ってるんです。」
エルフの女王「ふーんまあいいや、人間くん可哀想だし、許してあげるよ。」
人の王「どうも…」
エルフの女王は納得した仕草を見せた。
エルフの女王「じゃ!そう言うことで話し合いで解決しようと思うんだけど…みんなはどうかな!」
以下略



11: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:31:07.69 ID:EiQ7dBOl0
龍皇「貴様らの愚鈍な争いにも飽きた。エルフの小娘、良かろう!貴様の申し出を許可する。」
又しても激昂しそうになったがプライドの高い王達は自分の言った言葉を覆したくなかったのでおとなしくジッと堪える。
エルフ「私は君よりも年上なんだけど。…小娘って!」
顔を赤らめたエルフは胸を押さえながら言った。
エルフの女王「まあ、いいわ人間くん今回の議題を読み上げてちょうだい」
以下略



12: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:35:48.78 ID:EiQ7dBOl0
中立都市ゴールは商人達が集まって出来た都市だ。大きさは小さな国と同規模で財力は大国をも凌ぐ、数多くの国が出資して利益を得ている。なのでこの都市への軍事行動は条約で禁止されていた。
人の王「ゴールの南地域が三個小隊規模の軍に占領された。偵察に寄ると占領して居る軍は龍の国の国旗を掲げている。」
ゴールの南地域はドワーフの国が出資している。武器の輸出で財政を保っている彼らにはここを占領されると著しく国力を失う。ドワーフに武器が作れなくなればドワーフの次に武器を輸出している人とゴブリン達がシェアを独占できる。
人の王「この点について龍皇はどの様に考えておられますか?」
龍皇「フン!考えるも何も全て事実だ!」
以下略



13: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:38:26.16 ID:EiQ7dBOl0
ドワーフの王「貴様の仕業なら即刻、兵を引け!」
龍皇「私は引かん!とある諸事情でな!」
ドワーフの王「ならば、その諸事情とやらを教えろ!」
龍皇「なぜ?我々の国の事情を貴様らに教えなければならない!」
ゴブリン「ド、ドウセ…リユウナンテナイノヨ!」
以下略



14: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:42:50.88 ID:EiQ7dBOl0
本当にこの龍皇にはイラつきを覚える。こいつが炎を吐けば我々も巻き添えを食らう。ドワーフとエルフは耐えられるが人間の私は耐えられない。
龍皇「何だ!人間!」
人の王「今、話し合うと言ったことを覆すおつもりですか?」
龍皇「……チ!」
龍皇「まあいい…いずれこの牙で八つ裂きにする事は決まっているからな」
以下略



15: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:44:08.14 ID:EiQ7dBOl0
ドワーフの王「いってみろ!」
エルフの女王「話がまとまりそうに無いので!先ず調査団を派遣しませんか?」
人の王「いい考えですね、私の国からも派遣しましょう。」
ドワーフの王「良いだろう!わしの国からも…」
ドワーフの王の声はエルフの女王に遮られた。
以下略



16: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:49:27.91 ID:EiQ7dBOl0
人の王「なんで、私をジロジロ見てるんですか?」
ニヤニヤと顔を見られるのは不愉快な気分だった。
エルフの女王「君たちには、興味があってね!」ニヤニヤ
エルフの女王「まぁ!今話す事でも無いし…」
エルフ女騎士「女王陛下!出発の準備が整いました!」
以下略



17: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:50:38.65 ID:EiQ7dBOl0
騎士「国王様!準備ができました!」
人の王「クソが!今行く!」
騎士「しかし…国王様。いつの間にエルフの女王を手篭めにしたんですか?」
騎士は先程のエルフの女王の行動を見ていたらしい。
人の王「知るか!私に獣姦の趣味は無い!」
以下略



18: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:51:49.93 ID:EiQ7dBOl0
一方その頃エルフの女王の護衛団では。
エルフ女騎士「何故!あの様な汚らわしい種族と接吻などをしたのですか?」
エルフ女騎士は怒気を含んだ声で言った。
エルフの女王「んー!研究のためだよ…僕がタダでファーストキスをあげるはず無いじゃん!彼の情報を貰ったんだよ。」
エルフの女王は唇を人差し指と中指で押さえながら言う。先程ドワーフの王が暴れた時、人の王の唇が小さく出血したのを彼女は見逃さなかった。
以下略



19: ◆6Ph5Z5ljmc[saga]
2015/08/18(火) 02:53:50.56 ID:EiQ7dBOl0
書き溜めが無くなったのでまた書留ができたら投稿します。


20:名無しNIPPER[sage]
2015/08/18(火) 02:55:41.67 ID:nnOfa3wUO
読み辛いから一行ずつ開ければ良いと思うよ


21:名無しNIPPER[sage]
2015/08/18(火) 07:35:37.34 ID:imVgjERHO
読みにくい


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