5:名無しNIPPER[saga]
2015/08/20(木) 21:39:42.62 ID:j2JVJq8j0
「髪、手伝いますよ」
「おぉ、助かるわー」
ドライヤーとブラシを受け取り、奈緒さんの髪をすく。
緩やかな癖っ毛はどうも私と似ているらしく、
6:名無しNIPPER[saga]
2015/08/20(木) 21:40:26.81 ID:j2JVJq8j0
「で、どうするんですか」
「なにが?」
「下着ですよ。まさかその格好で外に出るつもりですか」
奈緒さんは鏡に映る自分の姿を眺める。
7:名無しNIPPER[saga]
2015/08/20(木) 21:40:59.79 ID:j2JVJq8j0
「他に何か手があるんですか」
「あるよ」
笑顔でじっと私の方をみつめてくる。
後ろに何かあるんだろうか。何もない。私をみてるの?
8:名無しNIPPER[saga]
2015/08/20(木) 21:41:41.07 ID:j2JVJq8j0
「……はぁっ!?」
「私は知っているねんで。
志保はレッスン前にスポーツタイプのぱんつとブラにわざわざ替えていることを」
なんでみているんだ。へんたいなのかこのひと。
9:名無しNIPPER[saga]
2015/08/20(木) 21:42:10.08 ID:j2JVJq8j0
「いつもの私ならここまでいわへん。ノーパンでもなんでもどんとこいや」
なんでもどんとこい……。
ティーバックとかガーターベルトでも穿いているんだろうか……。
いや、なにを考えているんだ私は。
10:名無しNIPPER[saga]
2015/08/20(木) 21:42:38.42 ID:j2JVJq8j0
「私、そんなスキャンダルで消えとうない……もっとがんばって、故郷に錦を飾りたい……」
顔を掌で覆い、しくしくとしおらしくなる奈緒さん。
時折鼻を啜る音。
嘘泣きしたいなら指の間からちらちらみるのをやめた方がいいですよ。
11:名無しNIPPER[saga]
2015/08/20(木) 21:43:24.72 ID:j2JVJq8j0
「はやく出ましょう」
「見捨てないで!」
「蜘蛛の糸は切れるものなんですよ」
「お釈迦沢志保はまだ糸を垂らしてないやないか!」
12:名無しNIPPER[saga]
2015/08/20(木) 21:44:09.27 ID:j2JVJq8j0
よよよ、と泣き崩れる奈緒さん。
「わかった。みんなには伝えておくよ。
志保は私をノーパンで外へ放りだし、変質者の肩を持つ変態さんやったと」
13:名無しNIPPER[saga]
2015/08/20(木) 21:44:48.00 ID:j2JVJq8j0
「なにを想像しとるかしらんけど、別に大したことないやろ。
下着の貸し借りくらい、みんな普通にしとるで」
そうなのか? そうなんだろうか。
もう何だか考えるのもつらくなってきた。
14:名無しNIPPER[saga]
2015/08/20(木) 21:45:22.57 ID:j2JVJq8j0
何も考えない。
スカートの中にそっと手を入れ、いつも脱ぐように下までおろす。
ただ、スカートが捲れるのはいやなので気をつけていたら、随分とゆっくりになってしまった。
ある程度までおろしたら、右足を軽く上げてくぐるように。
そのまま開いた穴に指を入れ、左足からも抜いた。
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