過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」平塚「なんだと?」
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81: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/07(月) 01:18:01.72 ID:pJif+Q9Jo


   ×  ×  ×


以下略



82: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/07(月) 01:18:38.54 ID:pJif+Q9Jo
見れば、小町は何か先のほうにあるものを見つめているようである。なんだ、何か珍しい動物でも見つけたのかと、俺もそれに釣られて小町の視線の先に目をやった。

インコだのオウムだのといった派手派手しい極彩色の世界が広がっている中、ぴょこぴょこと揺れる黒髪が視界に入る。

その黒髪は、この鮮やかな色のお祭りのような世界の中でも、ひときわ輝いて見えた。
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83: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/07(月) 01:19:05.31 ID:pJif+Q9Jo
八幡「おい、そっち壁しかねぇぞ」

雪乃「!!?」

見かねてつい声をかけてしまう。すると、めちゃくちゃ驚いたような表情で雪ノ下ががばっと振り返ってきた。
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84: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/07(月) 01:19:39.57 ID:pJif+Q9Jo
雪乃「……比企谷くん、どうして小町さんと手を繋いでいるのかしら……?」

気付いたのは絆じゃなくて、物理的に繋がっている手のことだったらしい。そういえばさっきからずっと繋ぎっぱなしだったわ。

八幡「いや、単に人が多いからはぐれないようにと」
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85: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/07(月) 01:20:13.30 ID:pJif+Q9Jo
雪乃「……比企谷くんは、小町さんとここに?」

八幡「ああ。俺は妹と毎年来てるんだよ」

小町「うちの猫と会ったのもここなんですよー」
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86: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/07(月) 01:20:39.34 ID:pJif+Q9Jo
八幡「お、おう……それじゃ、俺らはこの辺で……」

その圧力から逃れようと、背を向けて別れの言葉を口にする。何故かは知らないが、これ以上ここにいると身が危険だと防衛本能が警報を鳴らしていた。

八幡「じゃ、行くぞ小町」
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87: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/07(月) 01:21:21.68 ID:pJif+Q9Jo
雪乃「何か見たいものはある?」

ちらっちらっと俺の顔と手に持ったパンフを交互に見合わせる。よく見るとそのパンフの猫コーナーにでっかく赤丸がついていた。……ああ、なるほど、猫が見たいのね。

八幡「あー、そうだなー。猫が見たいなー、猫がー」
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88: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/07(月) 01:21:58.75 ID:pJif+Q9Jo
八幡「じゃ、行こうぜ小町」

小町「はいはーい」

小町、雪ノ下の二人と並んで、猫ゾーンへと向かう。
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89: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/07(月) 01:22:44.64 ID:pJif+Q9Jo
八幡「一応言っておくが、ここ子犬ばっかだぞ」

雪乃「子犬のほうがちょっと……。『ワンッ!』ひっ!」ガシッ

八幡「おおうっ!?」
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90: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/07(月) 01:23:10.97 ID:pJif+Q9Jo
ワンワン吠えているのをなんとかすれば雪ノ下も離れてくれるだろうかと思い、そのワンワン言ってる犬を捜すと、なんと足元に駆け寄ってきていた。

八幡「雪ノ下、ちょっとこの犬捕まえるから離れてく……」

雪乃「い、いいい、い、ぬが……」ギューッ
以下略



91: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/07(月) 01:23:53.13 ID:pJif+Q9Jo
結衣「サ、サブレ! ごめんなさい、サブレがご迷惑を」ドシンドシン!!

──その日、人類は思い出した。

──あいつに植え付けられた恐怖を。
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