過去ログ - 美城常務「アイドルが従ってくれない」
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7:名無しNIPPER[saga]
2015/08/23(日) 05:12:26.28 ID:xcZmzcrf0


 私は何をしているのだろう。口出しは一切しないと明言したプロジェクトのアイドルから、彼女の悩みを聞き出そうとしている。

 ただ、知りたかったのだ。この部署の、個性だの笑顔だのを信念に置くプロデューサーが担当するアイドルが、いったいどんな悩みを持つのか。

 私は自身の方針に従わせているアイドルに、多少なりの無理を強いているのは承知だ。だからマネージャーを多く置いたりして、アイドルの精神的負担を減らすのには気を使っている。

 だが彼は、アイドルに合わせて、個性を伸ばす。笑顔を失わないような育て方をする。そんなのびのびとした環境において、何を不安に思うのだろうか。


卯月「えっと…あの、常務さんに迷惑かけちゃうかもしれないですから、その…」

常務「なんだ、私の心配か。構わないよ。予定には少しばかり空きがある。でなければ話しかけたりなどしない」

卯月「そう、ですか」


 少しだけ沈黙があって、彼女は口を開いてくれた。


卯月「私、個性がないんです」


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