過去ログ - 勇者「え?僕が勇者ですか?」
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47:名無しNIPPER
2015/09/05(土) 23:34:30.77 ID:fz5AzhGZ0

勇者「……!!!」

勇者「そ、それは……」

勇者(僕に……そんな覚悟があるわけない……ただ選ばれたから……だというのに)

軍曹「まあまあ、東王さん。さっき言った通りだ」

東王「?なにがだ、軍曹。私は今勇者に問うている」

軍曹「……俺も勇者も、口が上手いタイプじゃない。前みたいに行こうぜ、東王さん。俺らもあんたの信頼が必要なんだ」

軍曹「試練を与えてくれ」

軍曹「それで信頼させてみせる」

東王「……軍曹よ。前と同じ、なように行くと思うのか?」

東王「これでも人を見る目はあるつもりだ。彼は、強さという点で明らかに前勇者より劣っている」

東王「試練というチャンスを与えても、確かにいい。だが、甘くはせぬぞ」

勇者「……」

軍曹「……勇者、お前はどうだ」

勇者「ぼ、僕は……」

軍曹(完全に東王に呑まれたな……まあ無理もねえ。求められるモノが、うちの王様とは違い過ぎるんだ、東王は)

軍曹(腕っぷしで国民からの信頼を勝ち取り、善政の為に死力を尽くしてきた男だ。この男から信頼を得ることは、簡単じゃない)

勇者(……良い作品を世に出したい。それだけが、今までの僕の願いでした)

勇者(なぜこんなことに……新しい勇者が神託を授かるまでの辛抱だと思っていたのに……)


コンコン

東王「む、大臣か?」

ガタッ

大臣「東王様、失礼します。女勇者様と付人様がお戻りになりました」



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