過去ログ - 八幡「やはり俺の大学生活は間違っている」
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56:ぶたごり[sage]
2015/08/28(金) 22:18:03.57 ID:gUo8tsgP0
八幡「テニスサークルです」


陽乃「およ?意外だねー。比企谷君がテニスってイメージまったくないけど」


八幡「俺もありませんでした。けどまぁ、成り行きでちょっと」


陽乃「ふーん…」


陽乃さんはその説明だけで全てを理解したかのような態度だった。


陽乃「比企谷君は相変わらずだねぇ。そんなに人助けが好きなのかな?」


やっぱり理解している。
この人何者なのだろうか?

八幡「いや別にそんな事好きじゃありませんよ。大体俺が人を助けるなんて無理ですし」


陽乃「それなら今まで助けを求められた事はないのかな?」


八幡「…………」

つい黙り込んでしまった。
はっきりと言われた事がある。
「いつか私を助けてね」と。

俺は彼女を助けられたのだろうか?
俺と雪ノ下と由比ヶ浜の関係は、高校生活を通して強く結ばれたと思う。
きっと彼女らもそう思っている。

だからこそ。近づき過ぎたからこそ助けれたのかが分からない。
むしろ助けられたのではないかとすら思ってしまう。
駄目だ、今考えても答えが出ない。

八幡「どうでしたかね?覚えてませんよ」

そんな言葉しか出てこなかった。


陽乃「そっか」


陽乃さんは小さく呟いた。


陽乃「ならまたね比企谷君。大学生活を楽しみたまえ」


そう言うと陽乃さんは去っていく。
陽乃さんの考えてる事は、俺にはまったく分からない。
俺の頭をフル回転させても何も分からない。
ただ俺の知っている人の中で一番謎めいた人だという事ははっきりしていた。



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