117: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/28(金) 01:15:39.13 ID:axiebuOio
罪を贖うために新たな罪を背負い、矢矧達はここにいる。
だから、昔のように簡単には沈めない。沈ませることはできない。
だから、たとえ障害がなんであろうと、どこまでも抗い続け、生き残って、何度でもあの水平線の向こうに帰る。
その先にあるのは、責め苦のような毎日だけれど。
「なぁ瑞鶴、帰港する前にどっか近くの泊地に寄って行くんだろ?」
「まぁ、さすがに補給と簡単な修理はね。何か急ぎの用事?」
「別に何も。そっかそっか……」
一安心といった顔で頷く長波。
「長波はそのまま母港へ向かっていいわよ。副官が許可します……というか命令でもいいわ」
霞がニヤニヤとしながら近づいていく。
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