17: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:26:02.00 ID:q3rkBOvNo
長波の下品な軽口。
後続の二人も、二分隊もあまりの下品さに苦笑いするしかない。
18: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:26:39.35 ID:q3rkBOvNo
圧縮空気が解放される音と共に、魚雷が次々と海中へ放たれていく。
合計十二本の槍が、扇状に広がって海中を一直線につき進む。
19: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:27:08.12 ID:q3rkBOvNo
全員が脚部に発射管を装着しているために、それだけで槍衾を作ることができる。
「発射後は右一点逐次回頭! 単縦!」
20: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:27:44.88 ID:q3rkBOvNo
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
赤々と燃え上がる業火が見える。
21: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:28:18.20 ID:q3rkBOvNo
それで何度痛い目を見たことか。
「はいっ! 雪風、周辺警戒を厳としますっ!」
22: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:28:54.21 ID:q3rkBOvNo
「ああ。敵駆逐――浜風、今だ撃て! くそっ! すばしっこい! すまない。敵の駆逐艦がしつこいんだ」
護衛対象を失って、怒りに任せた捨て身の反撃。
23: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:29:24.57 ID:q3rkBOvNo
「長波、退ける?」
難しいとわかっているが確認をしないわけにはいかない。
24: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:29:59.15 ID:q3rkBOvNo
そうなれば、敵が待っている何かによって、この海域からの離脱はより困難なものになる。
少し離れた場所で、雪風が不安そうに湾内を見つめている。
25: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:30:38.50 ID:q3rkBOvNo
だが、まだ戦艦の力を借りる段階ではない。
懸念材料が一つある。それを取り除くまでは、榛名も動くことをきっと了承しない。
26: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:31:21.46 ID:q3rkBOvNo
榛名は支援艦隊の旗艦だ。
矢矧と同じく、麾下の艦娘たちの命を預かる立場。リスクの増大を招く決断を安易にはできない。
27: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:32:06.52 ID:q3rkBOvNo
それも、時間稼ぎが必要なものとなれば、航空機だろう。
夜明けまで存在を秘匿することで精度の高い攻撃も期待できる。
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