過去ログ - 女「先輩のお世話をしないと」
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3:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:27:15.79 ID:IHwXE0fzO
暑さに辟易しながら、ようよう辿り着く。

わりと新し目のアパートの、南東角部屋4階が先輩の部屋。

良いところに住んでいる。
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:28:10.79 ID:IHwXE0fzO
しかたないから合鍵をつかう。

戸をたたく。

先輩、わたしです。入りますね。
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:30:01.19 ID:IHwXE0fzO
靴をぬいで、混沌とした室内にはいる。

キッチンを抜けて、扉をあけるともう居間だ。

目の前には地獄絵図。
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:31:02.54 ID:IHwXE0fzO
部屋の一番奥にあるベッドの中で丸くなっているのが、諸悪の根源。

我らが愛すべき先輩。

もうお昼だというのに、すやすやと惰眠をむさぼっている。
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:32:13.83 ID:IHwXE0fzO
実際、この先輩は外での先輩とはまるでちがう。

美人で、やさしく、気配りのできる大人の女性。

集まりがあれば、いつも中心でニコニコわらってる。人をあつめるカリスマ。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:34:33.72 ID:IHwXE0fzO
それがが崩れたのは春のこと。

入学してすぐだった。

不覚にもわたしはサークルの飲み会でひどく酔いつぶれてしまった。
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:35:15.16 ID:IHwXE0fzO
ようやくひと通り片付けて話を聞くと、憧れの先輩は生活スキルが皆無だった。

料理は生煮え黒っ焦げ、洗濯やらない畳めない。

掃除ももう才能がないとしかいえない悲惨さ。
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:36:28.45 ID:IHwXE0fzO
それならば一人暮らしをするなと言いたい。

生き物が繁殖できる部屋は間違っている。

虫愛ずる姫も真っ青だ。
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:38:13.07 ID:IHwXE0fzO
とりあえずカーテンと窓をあけて、空気を入れ替える。

ほら、先輩。外はこんなにいい天気なんですよ。

実際、外は明るかった。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:39:35.42 ID:IHwXE0fzO
あたりに散らかったゴミを、全部ゴミ袋に詰めるとすこしスッキリする。

次は洗濯物を集めて、洗濯機にほうりこむ。

せっかく乾燥機能もついている上等なモノなのに使われるのは週に一度。
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:41:17.39 ID:IHwXE0fzO
先輩は外出のない休日はずっとスウェットを着ている。

三年生になって金曜が全休になった先輩は、毎週三連休。

つまり、三日間はいっさいの着替えをしないということだ。
以下略



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