過去ログ - 女「先輩のお世話をしないと」
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9:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:35:15.16 ID:IHwXE0fzO
ようやくひと通り片付けて話を聞くと、憧れの先輩は生活スキルが皆無だった。

料理は生煮え黒っ焦げ、洗濯やらない畳めない。

掃除ももう才能がないとしかいえない悲惨さ。
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:36:28.45 ID:IHwXE0fzO
それならば一人暮らしをするなと言いたい。

生き物が繁殖できる部屋は間違っている。

虫愛ずる姫も真っ青だ。
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:38:13.07 ID:IHwXE0fzO
とりあえずカーテンと窓をあけて、空気を入れ替える。

ほら、先輩。外はこんなにいい天気なんですよ。

実際、外は明るかった。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:39:35.42 ID:IHwXE0fzO
あたりに散らかったゴミを、全部ゴミ袋に詰めるとすこしスッキリする。

次は洗濯物を集めて、洗濯機にほうりこむ。

せっかく乾燥機能もついている上等なモノなのに使われるのは週に一度。
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:41:17.39 ID:IHwXE0fzO
先輩は外出のない休日はずっとスウェットを着ている。

三年生になって金曜が全休になった先輩は、毎週三連休。

つまり、三日間はいっさいの着替えをしないということだ。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:43:30.72 ID:IHwXE0fzO
先輩を風呂に連れ込み、ついでにわたしも入る。

一人暮らしにしてはそこそこ広いこの浴室は、二人だとすこし窮屈。

裸に剥いて、シャワーで流して、お風呂に放り込む。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:44:46.35 ID:IHwXE0fzO
身体を洗い終えたら湯船につけて、今度はその艶やかな髪を丁寧に洗ってゆく。

シャンプーを泡立てて、もみほぐすように洗うと先輩はじつに気持ちよさそうな顔をする。

そんな先輩をみると、わたし、しあわせ。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:45:54.11 ID:IHwXE0fzO
お風呂からあがって、先輩の髪にドライヤーをかける。

先輩の髪は長いから時間がかかるけど、それだけながいこと先輩に触っていられる。

指通りのいい髪は触っているだけでたのしい。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:47:26.64 ID:IHwXE0fzO
こんな感じでわたしと先輩の生活は成り立っている。

もう半年くらい毎週末

押しかけ同然に文句を無視して強制清掃していた春が懐かしい。
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 14:48:49.26 ID:IHwXE0fzO
わたしがいなくなって先輩、生きていけるんだろうか。

わたしにおんぶだっこの依存した生活スタイル。

「先輩、卒業したら一人になりますけど大丈夫ですか?」
以下略



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