67: ◆F2D.g7MDg/vH[saga]
2015/10/20(火) 23:30:06.12 ID:wRA/v0TV0
???「それで、何について話すの?」
小太りの男が髪をとかしながら言う
???「まず、確認するがこの中に」
どうやらイニシアチブはあいつが握ることになったらしい
声の大きい奴と態度のデカイ奴の両方に当てはまりそうな奴だ
妥当なところだろうね
???「ここに来るまでの経緯を覚えているやつはいるか?」
そいつの質問にイエスと答える奴はいない
???「どうやら、全員同じようだな。いくら何でも不自然だ」
???「そうね。確かにおかしいわね」
???「俺は希望ヶ峰の前で目眩に襲われ、気がついたら扉の前にいた。お前らもそうか?」
???「俺も、その通りだけど……」
???「え、じゃあみんながあの目眩を?それって変じゃない?」
???「偶然にしても、おかしいですよね……」
???「それなら、偶然ではないということだ」
???「どういうことでしょうか?」
???「何者かによって、俺たちは気絶させられ、ここに集められたということだ」
おかしな展開になってきたな……
手口から考えると、普通の人間の手口ではないような気がしてならないが
???「墳っ。何を気にしておる。そんなことは大したことではないのぉ」
これまた、大男だ。白スーツとは違い筋肉質なタイプのやつだ
どういうことだ?俺には大したことじゃないとは思えんが
???「大事の前の小事ということじゃ。ここに何故集められたかよりも、なぜここから出られないの方が重要じゃあ!」
出られない……?
いや、ついさっきまでは扉は開いたはずだろ……
???「マジだ。どうなってんだ、これ」
褐色の肌のいかにも体育会系の女子が扉に手をかけるがびくともしない
???「無駄じゃあ。ワシの全力近くでもびくともせんかった。……これでは便所に行けんぞぉ!!」
???「閉じ込められた……ってことですか」
???「オレらはなんかおかしなことに巻き込まれたっーことか!」
???「いったいどういうことなのかな。まさか、これが希望ヶ峰学園の入学試験だったりして」
???「でも、希望ヶ峰には入学試験は一切ないのでは?」
???「表向きはそうしておいて、後から本当に超高校級の名に相応しいかテストする、みたいな……」
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