過去ログ - 新選組〜あるいは沖田総司の愛と冒険〜
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/08/29(土) 23:48:39.12 ID:pSqExQCWO


「お気持ちは十分お察しいたします。しかしこれにはやむを得ない事情があるのです」

「事情って!?」


声が裏返った。男の眼鏡に唾が、それもかなり粒の大きいやつが飛んだ。


「……ひと言で申せば、すべて王がお決めになったことなので」


××は眼鏡を外し、俺の唾をハンカチで拭きながらそう言った。


「冗談じゃありませんよ! 私は生まれてこのかた、人に後ろ指さされるようなことは何一つ」

「もちろんでしょうとも! ええ。それは当然と思います」

「じゃあどうして!」

「どうかお静かに。残念ながら、王の判断というのは個人の理解ではとても測り難いところがあるようでして。私がこれまでご案内して差し上げたのは、どなたも立派な方々で、前科をお持ちのような方は一人もおられませんでした」

「前科? おい誰にものを言ってるんだ!」



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