109: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:19:44.05 ID:B3eZGGF6o
さやか「ちょっとちょっと。まどか、あたし待たせてるの忘れてない?」
まどか「……あ、そ、そうだった。ごめんね、さやかちゃん」
さやか「いや、別にいいんだけどさ。で、何の話してたの?」
110: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:20:11.31 ID:B3eZGGF6o
ほむら「えぇと、このクロユリと…ラベンダーの2つかしら」
まどか「真っ黒なユリって何だか不思議だね。普段見るユリは白いのが多いし」
さやか「ラベンダーってあれこれ使われること多いけど、花はちょっと地味じゃない?」
111: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:20:38.86 ID:B3eZGGF6o
まどか「……ほ、ほむらちゃん、まさかとは思うけど……」
ほむら「ま、まさかも何もないわよ。見た目で選んだら偶然そうなっただけで……」
さやか「いやぁ…ちょっとゾクっちゃいましたよ、あたし。好きな花の花言葉がこれじゃ……」
112: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:21:06.54 ID:B3eZGGF6o
ほむら「あとは…今の2つと迷っていたものだけど、このアネモネとか……」
さやか「何だか中途半端に目立つ花だねぇ……。もっと派手!って花選んだらいいじゃない、ラフレシアとか」
ほむら「はっ倒すわよ」
113: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:21:35.30 ID:B3eZGGF6o
さやか「いやいや、片想いしてるみたいっていうか、まさにその通りなんじゃ……」
ほむら「……え?」
さやか「だって昨日までデートしてたんだし、かと言って付き合ってるってわけでもなさそうだし」
114: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:22:04.82 ID:B3eZGGF6o
さやか「大丈夫だって、誰にも言うつもりなんてないからさ。じゃ、楽しんできなさいよー」
ほむら「ちょ、待ちなさい!さや……!」
まどか「……行っちゃった」
115: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:22:33.13 ID:B3eZGGF6o
まどか「もー…さやかちゃん、何でデートだなんて言ってたんだろう……」
ほむら「冗談だとわかってはいるけど……」
まどか「まぁでも、変に気にかけることもないと思うよ。さやかちゃんの冗談なんだし」
116: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:23:03.59 ID:B3eZGGF6o
ほむら「私たちは恋人でも何でもない、同性の友達なんだから…デートというのは……」
ほむら「……変、だと思うわ」
まどか「そう…だよね。わたしたちは友達だもんね」
117: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:23:30.99 ID:B3eZGGF6o
まどか「わたし、お花の綺麗なところを知ってるんだ。そんなに遠い場所じゃないんだけど……」
まどか「ほむらちゃんさえよければ…これから行ってみない?」
ほむら「まどかからの誘いだし、行ってみようかしら」
118: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:23:57.13 ID:B3eZGGF6o
――――――
まどか「ふぅ……。やっと着いた……」
ほむら「ここが…まどかの言ってた……?」
119: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2015/09/01(火) 23:24:24.44 ID:B3eZGGF6o
ほむら「とても…とても素敵よ。見渡す限りに花が咲いていて……」
ほむら「こんなに綺麗な場所があったなんて知らなかったわ……」
まどか「わたしも偶然見つけたんだけど、すごいよね。どこまでも満開のお花が続いてて」
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