過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/10/09(金) 22:30:51.28 ID:3nMfm19C0
巨大な爆発と共に発生した煙で視界が隠れる
イリヤ「一回目の宝具はただの目くらましだったってこと……」
士郎「やった…か?」
煙が徐々に晴れてゆき、立っている金髪の人影がうっすらと見える
士郎「セイバー!!やった…な……?」
ジャラジャラという耳障りな音と共にセイバーが逆さまに吊り上げられる
士郎「セイバー!!」
英雄王「耳障りだ雑種、そこで大人しくこの女が我の物となるのを見ておけ」
士郎「バカな…あの距離で――」
――何故アーチャーは鎧に亀裂が入る程度で済んでいるのか
セイバー「な…ぜ……?」
英雄王「お前の傷がすぐに治ったのでな。鞘があることとカウンターを狙ったのはわかった、ならば対応するまでよ」
セイバー「なるほど…最初から勝ち目はなかったというわけか……」
英雄王「どうしたセイバー、もっと抵抗してみせよ。それではあまりに退屈だぞ?」
セイバー「く……」
聖剣を四回使って魔力をほとんど使い果たしたのかセイバーは鎧も消えている
士郎「令呪を以て命ず、逃げろセイバー!!」
先程はセイバーに拒まれたがこの状況なら――
士郎「なん…で……?」
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