過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
1- 20
291:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 21:01:59.94 ID:Wx6hhuP80
士郎「魔力切れ!?お前は戦いにほとんど魔力を使ってなかったじゃないか!!」

ギル「戦う前から魔力の残りは少なかったからな」

士郎「なんでさ、お前は遠坂と一緒に平行世界に行ってたんだから」

ギル「単純な話だ、我は凛には付いていかなかった」

士郎「それじゃあ魔力供給は――」

ギル「宝石に移した凛の魔力で行っていた。もっともそのストックは先程の戦いで使い果たしたがな」

士郎「でもアーチャーには単独行動のスキルが与えられてるんだろ?こんなすぐに消えるはずは――」

ギル「あれは聖杯が与えるスキルだ、そんなもの今の我には残っていない、今の我はエアを使わなければあれから逃げられん程しか魔力がない」

士郎「じゃあ桜を助けるのが無理って言った本当の理由は――」

ギル「王の財宝を開くのもあと三度が限界だ。それではあれに我の魂を与え強化してしまうだけだっただろうよ」

士郎「ギルガメッシュ……」

ギル「そのような顔をするな。元々聖杯の力なくしてサーヴァントを留めさしておくことに無理があったのだ」

士郎「それでも――」

ギル「答えを決めろ雑種。このままあの娘を放っておくのか、それとも貴様が片づけるのか」

士郎「……少し考えさせてくれ」」

ギル「一時間以内に答えを出せ。我は凛の屋敷で最後を迎えるとしよう。もっとも――あと数年も経てばお前でもあれを倒せるぐらいになるかもしれんがな」

士郎「俺は……」

放っておくわけにはいかない

しかしそうすると犠牲者が増えてしまうし、いずれ桜は殺されるだろう

桜を、街の皆を救いたい

でも今の俺にはその力がない

桜を救うためにあの二人がいない内に桜の元へと行ったというのに――


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
461Res/400.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice