過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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294:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:03:54.19 ID:Wx6hhuP80
ギル「そうか、それが貴様の答か。ならば我はもう何も口は出さん」

士郎「ギルガメッシュ……」

ギル「死後を投げ打つ覚悟の者に何を言ったところで意味をなさんからな、もう現界するのも限界か」

士郎「……」

ギル「どうしたAUOジョークだぞ?存分に笑うがいい――それとも我の最後をそのような見苦しい顔で見届ける気か?」

士郎「……えっと、ギルガメッシュ。お前には今まで――」

ギル「おっと我としたことが宝物庫の鍵を開けっ放しではないか、だがこの様ではどこぞの贋作者に宝物を盗み見されようと誅すこともできん」

士郎「え?」

ギル「我はもうすぐ消えるが、宝物庫の扉は10分程は開くようにしておく。それまでに出なければ二度と出れんくなるぞ?その目で真偽の違いをよく確かめるがいい」

士郎「すまない・・・いやありがとうギルガメッシュ」

ギル「ふん、時間がないのだ。急げフェイカー」

士郎「ああ、じゃあなギルガメッシュ」

ギル「凛にもし会うことがあったら伝えておけ、貴様といた歳月は悪くはなかったとな」

士郎はギルガメッシュの宝物庫に飛び込む

その姿を眺めながら最古の王は呟く

ギル「いずれ我と貴様がどこかで戦う事もあるかもしれん、その時の我が10年前のあれのように堕ちていたなら――お前が倒せ」

士郎の姿が完全に見えなくなった後英雄王は辺りを見回し――

ギル「姿を現さぬか。忠義とは程遠い雑種だ――だが、此度の余興は…中々に楽しめたぞ凛――」

満足げにこの世界を去って行った


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