過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/10/24(土) 22:07:02.08 ID:Wx6hhuP80
桜「先輩、傷も治ってないのにもう来たんですか?」
士郎「桜、もうこんなことは終わりにしよう」
桜「ええ、いい加減私もちまちま殺すのにも飽きてきちゃいましたから」
士郎「――投影、開始」
桜「今度はどんな武器を出すつもりですか?まあ何を出そうとさっきと変わりませんよ」
黒い影が現れ、サーヴァントの形に変化する
士郎「―― 体は剣で出来ている。血潮は鉄で、心は硝子。幾度の戦場を越えて不敗」
全身に体の奥から焼けるような痛みが走る
桜「いきなり何を言ってるんですか?」
士郎「――ただの一度も敗走はなく、ただの一度も理解されない」
それでも詠唱はやめずに続ける
桜「馬鹿にしてるんですか!?」
襲いかかってくる六体の巨人を背後から射出した宝具で薙ぎ払う
桜「な――?」
士郎「彼の者は常に独り、剣の丘で勝利に酔う――ッ」
全身に先程とは比べられない程の激痛が走る
契約はこの先得るであろう魔術回路を先取りしただけ
肉体はポンコツのままだ
この魔術は衛宮士郎の肉体では耐えきれない
だから耐えられるように肉体が変化する、痛みはソレの副作用だ
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