過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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343:名無しNIPPER[saga]
2015/12/30(水) 22:24:53.49 ID:VQAbz/kr0
あれから数年が経った

オレは誰かを助けるために殺して、殺して、殺し尽くした

あらゆる戦の場にかけつけ戦に参加した

殺した人間より多くの人を助けた

目の前で泣いてる人を助けるために他の願いを踏みにじった

その結果から目を逸らし今度こそ終わりだと戦い続けた

誰も死なせないようと願い、多くのために一人を殺した

自分が助けようとした者を救うために、敵対した者は速やかに皆殺しにした

裏切られることなんて多々あった、それでもかつての理想のために戦い続けた

争いを終わらせても、また新たな争いが起きた、それでも戦続けた

ようやく大きな戦いを終わらせたと思えば、救った筈の、共に戦い続けた男に争いの張本人として捕らえられた

別に感謝されたかったわけじゃない

英雄として扱われたかったわけでもない

ただ皆が幸福になって欲しかった

このような結果となったのはオレの力が足りなかったからだろう

だが、死ねば自分はかつての契約通り英霊の座に行き守護者となる

今は救えなかったが、今度こそ誰かを救える

そのような思いのまま、衛宮士郎は絞首台でその生涯を終えた


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