過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/02/01(月) 18:07:33.85 ID:mGd/Gvos0
セイバー「これ、は――」
セイバーが戸惑いの声をあげる
凛「固有結界。心象世界を具現化して現実を侵食する大禁呪。つまりアンタは剣士でもなければ弓兵でもなくて」
アーチャー「そう、生前、英霊となる前は魔術師だったということだ」
セイバー「では貴方の宝具は――」
アーチャー「そんなものはない。宝具が英霊のシンボルだというのなら、この固有結界こそがオレの宝具」
セイバー「これが…貴方の世界だというのかアーチャー」
アーチャー「そうだ、なんなら試してみるかセイバー。お前の聖剣――確実に複製してみせよう」
セイバー「私の聖剣、その正体を知っていうのか」
アーチャー「勿論、あれほどのものになると完全な複製はできぬが、真に迫る事はできる」
普段ならば到底投影などできぬが、この世界の中にその実物があるのだから
アーチャー「となるとどうする?聖剣同士が衝突した時、周りの人間は生きていられるかな」
セイバー「な――アーチャー、貴方は……」
アーチャー「そういうことだ、間違っても聖剣を使うなセイバー。生き残るのは衛宮士郎だけ、それではあまりにも意味がない」
左手を上げると背後の地面刺さっていた剣が次々に浮遊していく
アーチャー「抵抗はするな。運が良ければ即死することもない。事が済んだ後お前のマスターに癒してもらえ」
背後の剣をセイバーと衛宮士郎の両方を貫ける位置に配置する
アーチャー「躱してもいいが、その場合、背後の男はあきらめろ」
士郎「――投影、開始。ふざけ――――てんじゃねえ、テメエ――――!!」
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