過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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449:名無しNIPPER[saga]
2016/02/03(水) 00:44:21.41 ID:sqtAk0DI0
番外編

今日もまた守護者として召喚される。もっとも今回は一人ではないようだが――

エミヤ「まさか、また君と出会える時が来るとはねセイバー」

アルトリア「そうですねアーチャー、いや聖杯戦争ではないのですしアーチャーと呼ぶのはそぐわないですかね」

エミヤ「いやお互いクラス名で良いだろう。我々は、少なくともオレはその呼び方に慣れている」

アルトリア「そういえば貴方がシロウだった時も私が貴方のサーヴァントだったみたいですね」

エミヤ「ああ。しかし君は霊体の状態でここに現れたということは――」

アルトリア「ええ、英霊になったのです。聖杯に願いを叶えるのはやめましたが、やはりこれが私には合っている」

エミヤ「そうか。君は間違った望みではなく、ちゃんとした答えを得たのだな」

アルトリア「そういう貴方はどうなのですか?もう自分を殺すなんて事は――」

エミヤ「オレはあの時の結末を永遠に呪い続けるし、後悔を続けるだろう」

アルトリア「アーチャー、では貴方は――」

エミヤ「――だが答えは得た。オレは間違ってなどいなかった」

アルトリア「アーチャー……そうですか。それを聞いて安心しました。今の貴方はとても晴れやかな表情をしている」

エミヤ「ふ――さて、雑談もここまでだセイバー。お互い守護者となったのだ、しっかり仕事をせねばな」

アルトリア「ええ、行きますよアーチャー。ふふっ」

エミヤ「何がおかしい?」

アルトリア「まさか再び貴方と共に戦える時が来るなんて、と思っただけですよシロウ」

エミヤ「――ふん。私に着いてこられるか騎士王」

アルトリア「ふ――そちらこそ、遅れを取らないでくださいよ」

聖剣を構え走り出す

かつて掲げた理想を守るため、エミヤは今日も戦場に出る――

番外編・完


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