過去ログ - 玉縄「このssは出来そこないだ、評価できないよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/09/06(日) 01:52:19.46 ID:NgF43ZrK0
それは、いやだ。
「まってくれ!」
思い出した。
僕が、あのキャラを作ったのは彼女と出会ってからだ。
もっと話したかったからだ。
もっと笑顔を見たいと思ったからだ。
それでも彼女は止まらない。
気が付けば、僕は駆け出していた
影はぐんぐんと進み、もう一つの影とぶつかる。
「僕は…僕は…」
息切れし、心臓が脈打つのが感じられる。
ああ、くそ。
どうして言葉がなんにも浮かばないんだ。
こんなにも彼女が近くにいるのに。
僕は何を伝えたいんだ。
折本かおりの瞳が僕を映している。
彼女の唇が小さく震えている。
紅潮した頬は林檎みたいだ。
僕が好きなのはそれだけじゃない。
でもそれが見つからない。
だから、僕はそのまま伝えようと思った。
「…僕は君が可愛いから好きというわけではないし
君と話して楽しいから好きというわけでもない。
――ただ、ふっと好きなんだ」
「…くっ…あははっ」
彼女は僕の前で初めて笑い声をあげた。
「うけるww…だめだ。止められない、ちょっとごめんwwww」
彼女が落ち着くまで、待つこと数分。
「お、落ち着いたぁ…ほんとごめん」
「気にしないよ…」終わった、確実に終わった。答えを聞きたくない。
「うん、付きあう!」
「へっ!?」
彼女は照れたのか、うつむいた。
「実をいうと、まだ好きなわけじゃないし。でもさ、好きになれそうだから」
「あ、え」
「あと、玉縄の告白も微妙だし、丁度いいじゃんwwwこれからちょっとずつ進もうwww」
隣に並んだ彼女は握手を求めるように右手を僕に近づけた。
僕もおそるおそるを左手を近づける。
その日やっと、影と影は少しの間だけ、でもしっかりと繋がった
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