過去ログ - 魔王子「僕が美しすぎて世界征服とかどうでもいい」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/08(火) 18:37:55.79 ID:9WWacBwe0
奇怪な現象は、突然の爆発だけで終わらなかった。
まだ昼間だというのに辺りは闇に覆われる。空には満天の星、その星々がある一点を照らしていた。
そして爆炎が消える。その中から現れたのは…
以下略
32
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/08(火) 18:38:21.76 ID:9WWacBwe0
魔王子「それにしても…」
勇者「?」
魔王子は勇者一行の面々を1人1人見た。
以下略
33
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/08(火) 18:38:47.34 ID:9WWacBwe0
魔王子「へぇ…勇者は強いんだ。だけど…」
勇者「だけど…何だ?」
魔王子「僕を倒せないようじゃ、パパンも倒せない。魔王を倒して世界を平和に導くことができる位の強さじゃなきゃ、な〜んの意味もないよね?」
以下略
34
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/08(火) 18:39:15.26 ID:9WWacBwe0
勇者「決まった…」フッ
勇者は付着した血を払うように、大きく剣を振って鞘に収めた。
倒した相手には既に興味をなくしたと言わんばかりに、魔王子に背を向け、得意気に笑う。
以下略
35
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/08(火) 18:39:45.54 ID:9WWacBwe0
勇者「この際、全裸はどうでもいい! それよりお前、回復魔法もかけてないのに何で回復してるんだよ!!」
魔王子「僕はとても美にこだわりがあってね…」
魔王子は体を勇者に見せつけるように、両手両足を広げた。
以下略
36
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/08(火) 18:40:14.91 ID:9WWacBwe0
一瞬、強い光が放たれたような気がした。
見た所、仲間3人に異変はないが――
勇者「大丈夫か、3人とも――」
以下略
37
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/08(火) 18:40:46.62 ID:9WWacBwe0
魔物A「初陣ながら、お見事でした魔王子様」
魔王子「まぁね」
魔王子は魔物Aからガウンを受け取り、派手に広げてそれを羽織った。 そして、魔物達から送られる賞賛の眼差しを得意気に受け止め、堂々と廊下の中央を歩いていく。
以下略
38
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/08(火) 18:41:14.60 ID:9WWacBwe0
姫「そ、その魔王子様…大丈夫ですか?」
魔王子「え? 何が?」
姫「お体…」
以下略
39
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/08(火) 18:41:45.26 ID:9WWacBwe0
魔王子(痛み、か――)
魔王子が超回復の能力に目覚めたのは、子供の頃。
彼にとって怪我というものは、放っておいても勝手に治るものだった。
以下略
40
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/08(火) 18:43:03.28 ID:9WWacBwe0
今日はここまで。
技解説:パーフェクトビューティー魔王子フラッシュ
高確率で相手を魅了する。ただし、全裸にならないと使えない。
41
:
名無しNIPPER
[sage ]
2015/09/08(火) 19:21:54.16 ID:4MJfL0W00
乙
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